2012年9月17日月曜日

線路設備H20-2Q2(2)(ⅳ)

[地中探査レーダ法など]
① 地中探査レーダ法は、地中に向けて電磁波パルスを放射すると、電磁波は地中を伝搬し、埋設物などで反射されるが、この反射された電磁波を受信アンテナで捕らえて、送信波と受信波の時間差を測定することにより、埋設位置を探索する方法である(正しい)。

② 地中探査レーダ装置は、電磁波が電気的特性の異なる物質の境界面で反射することから、金属のほか、非金属の埋設管を探索することも可能である(正しい)。

③ 地中探査レーダ装置には、表示部、画像変換部、制御部、アンテナ部などを一体化して小型軽量化し、探査で得られたデータを入力して画像解析することで土中の埋設管などの位置を立体的に表示することが可能なものがある(正しい)。

④地中探査レーダ法では、地盤を掘削しなくても埋設管位置の探査が可能であり、金属など比誘電率の小さな大きな埋設物があった場合には異なった反射波形となることから、埋設物の区別は、容易に判断が可能である。
・金属は、比較的、比誘電率が大きい。
・比誘電率とは、媒質の誘電率εと真空の誘電率ε0の比 ε / ε0 = εrのことである。つまり、誘電率εを、真空の誘電率ε0で正規化したものである。

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