2012年9月9日日曜日

線路設備H21-2Q3(2)(ⅱ)

[ケーブルの架渉方法など]
① つり線には、亜鉛めっき鋼線を撚り合わせた亜鉛めっき鋼撚り線などが用いられ、架渉スパン長、ケーブル重量などに応じた設計荷重の線種が選択される(正しい)。

② 丸型ケーブルをつり線に吊架するためには、ケーブルリングが用いられ、傾斜地などで移動防止対策が必要な場合は、巻付けグリップが使用併用される。
・丸型ケーブルの架渉方法としては、ケーブルリング方式と、ラッシングワイヤ(巻付けグリップ)方式があり、いずれかの方式が用いられる。



③ SSケーブルは、支持線とケーブルが一体となっており、作業性に優れているが、強風にさらされる所に架渉された場合、丸形ケーブルと比較して、一般に、ダンシングが発生しやすい(正しい)。
・SSケーブルは、その断面がひょうたん形であるため、風の影響を受けやすいデメリットあり。

④ 一束化とは、電柱間にケーブルを布設する際に複数のケーブルを束にすることであり、一束化する方法としては、吊架用線とスパイラル状のハンガを先に設置し、電線類を後から架渉する方法などがある(正しい)。

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