[光海底ケーブルの特性など]
光海底ケーブルは、ケーブル敷設や修理回収に伴う曲げ、張力などの外力に加え、水深8,000[m]の深海に相当する約80[MPa]の水圧において、安定した特性を持つ仕様となっている。
また、光海底中継器を必要とする長距離光海底ケーブルシステムでは、光海底ケーブルは光海底中継器への給電路としての役割も担っているため、電気抵抗を低く抑え、海中では海水との間で十分な絶縁をとる構造となっている。
さらに、光海底ケーブルは、水深、海底地質などの使用環境を考慮し、ケーブル保護構造に幾つかの種類がある。
陸揚局近傍の浅海部では、漁労、錨などにより、光海底ケーブルが最も損傷を受けやすいことから、一般に、二重外装ケーブルが使用されている。さらに、最大水深1,500[m]程度までは、同様の理由により損傷を受けるおそれがあるため、一重外装ケーブルが使用されている。
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