2012年10月3日水曜日

線路設備H22-2Q1(2)(ⅳ)

[アクセス系メタリック平衡対ケーブルの漏話など]
① メタリックケーブルにおける平衡対の構成方法は、一般に、心線使用効率、漏話特性などを考慮して2心線を撚り合わせた対を、さらに、対どうしで撚り合わせた星形DMカッドが用いられる。

② メタリックケーブル内の各対の2本の導線を撚ることにより漏話は軽減でき、隣接する対どうしで撚りピッチを変えると、撚りピッチを同一にした場合と比較して大きな軽減効果が得られる(正しい)。

③ 低周波(音声周波)におけるメタリックケーブルの漏話は、電磁結合静電結合による漏話が支配的となるため、静電結合電磁結合による漏話対策を考慮する必要はない。
・静電結合による漏話→特性インピーダンスに比例
 周波→特性インピーダンス高い→電結合による漏話が支配的(帝政ロシア支配
・電磁結合による漏話は、特性インピーダンスに反比例
 高周波→特性インピーダンス低い→電磁結合による漏話が支配的

④ メタリックケーブルを用いた伝送方式において、漏話雑音は、音声を中心としたアナログ信号を伝送する場合に発生する特有な雑音であり、デジタル信号を伝送する場合にも発生するには発生しない

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