2012年8月21日火曜日

通信線路H21-2問2(2)(ⅰ)

[光ファイバの導波原理、誘電体材料]
 ①光ファイバは、コアといわれる中心部と、これを同心円状に取り囲むクラッドといわれる部分から構成されており、コアの屈折率は、クラッドの屈折率と比較して、大きく設計されている。

 ②クラッドに相当する部分に多数の空孔を周期的に配列したホトニック結晶光ファイバは、分散特性を柔軟に制御可能、曲げ損失が小さい、モードフィールド径の大きさの制御が容易などの特性を有している。

 ③石英系光ファイバには、主成分として純粋な石英、屈折率を変化させるためのドーパントとしてゲルマニウム、ホウ素、フッ素などが用いられている。

 ④プラスチック光ファイバの材料としては、クラッドとして0.6から0.8[μm]付近の比較的短い波長域で用いられるフッ素系樹脂、コアとして、0.8から1.3[μm]の波長域で用いられるアクリル系樹脂などがある用いられる
 つまり、
   コア:アクリル系
   クラッド:フッ素系