2012年9月18日火曜日

線路設備H20-2Q2(1)

[通信ケーブルの保守の概要]
 架空線路において、捻回、張力不均衡、日射などによる温度変化、風による振動などが要因となり、心線コアが接続端子函内へ突き出ることにより、通信に支障をきたすことがある。この有効な対策としては、心線コアを混和物などによる固定する方法がある。
 架空線路の外被損傷には、強風地域のダンシングにより生ずるリングカット現象、炎天下での外被温度上昇時における作業により生ずるものなどがある。また、生物による外被損傷には、リス・ネズミ・蟻などが外被をかじることにより生ずるもの、クマゼミの産卵管により生ずるもの、キツツキ類により生ずるものなどがある。生物による外被損傷の有効な対策には、ステンレス材を用いてケーブルを保護する方法などがある。

0 件のコメント:

コメントを投稿