2012年10月8日月曜日

H24-1Q1(3)(ⅰ)

[石英系光ファイバの分散について]
① 光ファイバの材料であるガラスの屈折率が光の周波数によりわずかながら異なるため、光ファイバ中を伝搬する光パルスの幅が広まる狭まる現象は分散といわれる。

② 光ファイバ中での分散には、材料分散、構造分散、モード分散及び偏波モード分散の四つがあり、このうち材料分散と構造分散の和は波長分散といわれる(正しい)。

③ マルチモード光ファイバにおいては、光ファイバ中を伝搬する各モードの伝搬速度が等しい異なるため、隣接するパルス間隔をあまり小さくできない。

④ マルチシングルモード光ファイバのゼロ分散波長や分散スロープを制御して製作された光ファイバは、総称して分散制御光ファイバといわれる。
・分散制御光ファイバ:シングルモードが対象
低分散1.31μm
低損失1.55μm
  ・分散シフト光ファイバ:ゼロ分散波長を1.31μmから1.55μmにシフトさせた光ファイバ
  ・分散補償光ファイバ:既存の1.31μmゼロ分散光ファイバを使用して、1.55μmの通信光を伝送したい場合、増加した波長分散を補償するための光ファイバ

0 件のコメント:

コメントを投稿