2012年12月22日土曜日

仕事と人生

難関資格を取得して就職(私が辞めさせられる職場)した女性が、今年の夏に寿退社した。相手は年収数千万のお医者さん。きっと彼女は資格を使った仕事を今後しないだろう。

彼女は言っていた。
『この会社異常』(私もそう思う)
(でも資格持ってるんだし、もうちょっと頑張って見れば?と私)
『資格取得を誰が誉めてくれるわけでもないし』と彼女。

彼女は結婚して楽しい人生を送っていくことだろう。ブラック会社で精神を病むより賢明な選択だと思う。

公認会計士の資格を取得したものの、激務で一生を終えるよりマッタリ仕事をしたいと一般事務に転職したひともいる。ちなみにそのこは、大学時代に資格取得し大手監査法人に就職していた。
年収は半分以下になったが、満足してるみたい。

私はノースキルでオールドだから、とにかくどっかに再就職しなきゃ。もう大学時代のようにやりたい仕事なんかない(心が折れたし、選べる立場にもない)。
ある程度のお金が貰える仕事、それがやりたい仕事!

年末に失業

失業に備えてFX資金のほとんどを引き上げた。ただ、258.63ドルのみは残して趣味程度に細々と。

就活厳しいね。大学生の就職率約60%ってのも頷ける。受かる気が全然しねーよ。

2012年11月11日日曜日

パナセンスmvno

パナセンスのLTEエントリープランsimを現在使用中。このプランは月額2,340円で3GBまで上り下り14Mbps、3GB使用後は512kbpsというもの。
14Mbpsといってるけど、ベストエフォートのため、実際には1.5-2.02Mbpsくらい。
ユーチューブも見られ特に不自由なし。
イージーテザーを使うときは、プロキシを使用しない設定にする必要あり。

 なお、3GB使用後でも、常に下り512kbps以上(550kbpsくらい)でています。

2012年10月21日日曜日

来週の戦略

①ドル円上昇。しかし、2σまで到達しているため、来週は円買いとなると予想。ドル<円。
②ユーロドル下落。1.28-1.317のボックスとなっており、下落基調は続くと予想。つまり、ドル買い。ユーロ<ドル。
③ユーロ円は、スパイクを形成しており、下落と予想。また、週足のレジスタンスラインで上値を抑えられている。来週は円買い。ユーロ<円。

よって、①ドル<円、②ユーロ<ドルより、ユーロ<<円となる。これは、③ユーロ<円と矛盾しない。
よって、来週はユーロ円ショート目線で攻めたい。

[要約]
ユーロ円のストップは、104.145円よりも上に置くこと。
ストップ損失2%のポジションで、週明けにショート。
週足の三角持ち合いを下にブレイクしたら、追加でショート。

現在、ユーロドルショートを保持している。
ボックス下限の1.28辺りで利食いする。そして、ボックス下抜けで、新たにショート作成。

2012年10月16日火曜日

通信線路H24-1Q4(2)(ⅱ)

[光ファイバの損失特性など]
A 物質中の分子密度の揺らぎは、物質の固化温度に比例して増大することから、低融点の材料を用いて光ファイバを製造することにより分子密度の揺らぎを少なくすることができる。分子密度の揺らぎによる散乱は波長の4乗に反比例2乗に比例し、この散乱はレイリー散乱といわれる。

B 石英系光ファイバの損失は、波長が短くなるとSiO2の電子のバンド間遷移による紫外吸収吸収損失が主な要因となり、波長が長くなると赤外のSiO2の分子振動による赤外吸収レイリー散乱が主な要因となる。

C 伝送システムで使用される光ファイバに曲がりが生ずると、コアとクラッドの境界に入射する光の角度が臨界角より小さくなるため全反射されず、一部の光が外へ放射される場合がある。この放射された漏れ光が損失となり、一般に、曲げ損失といわれる。ただし、入射角及び臨界角は、コアとクラッドの境界面の法線と光のなす角度をいう(正しい)。

通信線路H24-1Q3(2)(ⅰ)

[分散制御光ファイバについて]
① 石英系SM光ファイバは、一般に、低分散領域が1.31[μm]近傍に、低損失領域が1.55[μm]近傍にある。1.55[μm]近傍で零分散を実現するには、比屈折率差と構造分散パラメータを大きくすることにより、構造分散を大きくし、材料分散と相殺させる方法がある(正しい)。

② 分散フラット光ファイバは、材料分散と符号の反転した構造分散を形成することにより実現でき、一般に、材料分散は波長に対して急な勾配を持っているため、構造分散パラメータが波長に対して平坦でない特性を持った構造となるものが用いられる。

③ 1.31[μm]近傍で零分散となる光ファイバを用いて1.55μm帯の伝送を行うと、損失よりも分散が中継間隔を制限する主要因となる。中継間隔を延長するためには、1.55μm帯で符号が逆の分散特性を持つ光ファイバを接続して分散を相殺する方法がある(正しい)。

④ WDM方式に分散シフト光ファイバを用いると、四光波混合の影響が問題になることがある。解決策としては、信号光の周波数間隔を不均等に配置する方法、伝送帯域における分散を零にしないで四光波混合の発生しにくい範囲で分散を小さくしたノンゼロ分散シフト光ファイバを用いる方法などがある(正しい)。
[四光波混合]
 光ファイバで分散がゼロとなる波長近辺で,光信号が干渉して本来の光信号の近辺に光信号が発生することをいう。

2012年10月9日火曜日

通信線路H22-2Q4(2)(ⅲ)

[光測定に用いる光源の特徴など]
A LED光源は、LD光源と比較して、発生光は、低コヒーレンス性であり、戻り光による影響を受けにくく出力変動が小さい特徴がある(正しい)。

B LD光源は、LED光源と比較して、発生光のスペクトル幅が狭く、温度変化によって光出力が変動しやすい特徴がある(正しい)。
・LDは、温度変化の影響を強く受ける

C LD光源は、LED光源と比較して、光出力レベルが大きいので長距離の光ファイバの光損失測定に適している(正しい)。

通信線路H22-2Q4(2)(ⅱ)

[光パワーメータの機能、特徴などについて]
① 光電変換型光パワーメータは、一般的な光電変換素子をレーザのパワー測定に適用したもので、熱変換型光パワーメータと比較して、検出感度は低い高いが可搬性が良く悪いため現場作業で用いるのに向いているには不向きである

② 熱変換型光パワーメータは、一般に、測定値の正確性が高いことから標準パワーメータとして用いられるが、光電変換型光パワーメータと比較して、外部温度の変化に影響を受けやすい(正しい)。

③ 光ファイバ通信用の高性能な光パワーメータには、高い測定角度、狭い広い測定ダイナミックレンジ、高速測定、高偏光依存性などの機能や性能が求められる。

④ ホトダイオード(PD)を受光部に用いている光パワーメータは、PDに波長依存性があるないため、一般に、測定字の値を補正する必要があるない

通信線路H22-2Q4(2)(ⅰ)

[光パルス試験器(OTDR)について]
① OTDRは、光パルスを光ファイバに入射したときに、光ファイバ内で生ずる反射や散乱による戻り光を測定することによって、光ファイバの距離、損失値及び破断点の位置を特定することができる(正しい)。
・フレネル反射やレイリー散乱

② OTDRの測定波形は、一般に、横軸に距離、縦軸に損失が表示され、光ファイバの近端及び遠端並びに光コネクタで接続された場所は、フレネル反射が観測される(正しい)。

③ 光パルスは、光カプラを通して被測定光ファイバに入射され、反射やレイリー散乱によって戻ってきた光は、光カプラを通じてAPDに入射される(正しい)。

④ パルス幅100[ns]で接続点、接続損失などを測定するとき、接続点間の距離が短いために判別が困難な場合は、パルス幅を1[μs]のように、より小さく大きくすることで測定することができる。
・パルス幅広い→遠距離でも測定可能だが、精度低い
・パルス幅狭い→精度高いが、遠距離は測定不能

通信線路H22-2Q4(1)

[光ファイバの伝送特性の測定技術について]
 光ファイバの伝送特性を示す主要なパラメータは、損失、伝送帯域、波長分散などであり、特に長距離伝送システムでは、偏波モード分散などの偏波依存特性を知ることが重要である。
 光ファイバの損失特性の測定は、光の減衰量を直接測定する方法と、光パルスを入射したときに発生する後方散乱光強度の距離特性から測定する方法に分類される。
 光の減衰量を直接測定する方法としては、カットバック法と挿入損失法があり、カットバック法は、主に製品検査など厳密な測定時に用いられ、測定誤差を少なくするには、光の入射時に励振される漏洩光がカットバック長で十分に減衰している必要がある。また、マルチモード光ファイバの光損失は、励振モード分布に大きく依存して変化する。
 挿入損失法は、光ファイバを切断せずに測定できるため、カットバック法を適用することが難しい布設工事後の伝送路の光損失を測定する場合などに用いられる。
 一方、光ファイバの伝送帯域は、モード分散、構造分散、材料分散などによって決定され、マルチモード光ファイバにおける伝送帯域測定法には、変調信号光を用いた周波数領域における方法と光パルスの時間領域の波形ひずみから測定する方法などがある。

励振とは、小さな振幅の刺激によって、大きな振幅の振動が引き起こされることをいう。

通信線路H22-2Q2(2)(ⅳ)

[光ファイバの構造パラメータについて]
① 光ファイバの構造を決定するパラメータは、マルチモード光ファイバの場合は、モードフィールド直コア径、外径、開口数(NA)及び屈折率分布であり、シングルモード光ファイバの場合は、コアモードフィールド直径、モードフィールド偏心量、外径及び遮断波長である。
・外径とは、クラッド径をいう。
・シングルモード光ファイバ → モードフィールド
・屈折率分布 → SI(ステップインデックス)形、GI(グレーディッドインデックス)形

② モードフィールド直径とは、光ファイバの径方向の光強度分布がポアソンガウス分布で近似できるとき、光強度が最大値に対して1/e^2(eは自然対数の底)となるところの直径をいう。

③ モードフィールド偏心量は、モードフィールド中心とクラッド中心との距離をいい、モードフィールドの中心とコアの中心は実質的には同じ場所にならないなるので、モードフィールド偏心量は、コア径とクラッド径の差として測定されない
・モードフィールド中心とは、シングルモード光ファイバのL01モードの電界分布の中心をいう。
・クラッド中心とは、クラッド表面を最もよく近似する円の中心をいう。

④ カットオフ波長とは、高次のモードを遮断する波長であり、例えば1.3[μm]で使用するシングルモード光ファイバにおいてはカットオフ波長は1.3[μm]よりも短くなければならない。カットオフ波長より長い波長領域ではシングルモードとなることが保証されるが、逆に短い波長領域ではマルチモードとなってしまう(正しい)。

2012年10月8日月曜日

通信線路H22-2Q2(2)(ⅲ)

[光ファイバの分散特性などについて]
① 材料分散は、光ファイバ材料の屈折率が波長に依存する特性を持っていることに起因する分散である、。材料分散の単位としては、一般に、[ps/nm/km]が用いられ、例えば、10[ps/nm/km]とは、スペクトル幅1[nm]の光が110[km]伝搬したとき、パルス幅が10[ps]広がることを意味する。
・[ps/nm/km]とは、、波長が1[nm]異なるふたつの単色光を1[km] 伝搬させたときの伝搬時間の差[ps]ともいえる。

② シングルモード光ファイバにおいて、光ファイバの構造に起因する分散を構造分散という。一般に、伝搬する光はコアだけでなくクラッドにまで光が染み出しているため、光の伝搬速度はコアのみを伝搬する速度とは異なり、伝搬する光の伝搬速度は電磁界分布の違いによって変化する(正しい)。

③ シングルモード光ファイバにおいては、その軸対称性のため直交する2方向に偏波した二つのモードが存在する。光ファイバのコアが理想的な真円でない、又は材料が均質でないことにより、これら二つのモード間に群遅延差を生ずるが、これを導波路偏波モード分散という。
・導波路分散とは、構造分散のこと。

④  分散は、大きい順にモード分散、材料分散、構造分散構造分散、材料分散である。マルチモード光ファイバにおいてはモード分散と構造分散そして材料分散が、シングルモード光ファイバにおいては構造分散と材料分散が、分散の大きさを決定する主な要因である。
・もう在庫がないよ!(モード分散、材料分散、構造分散

通信線路H22-2Q2(2)(ⅰ)

[光ファイバの損失など]
① 石英ガラスの吸収損失には、紫外吸収、赤外吸収などがある。紫外吸収はSiO2の電子のバンド間遷移による吸収であり、赤外吸収はSiO2などの分子の振動による吸収である。

② 光ファイバの製造時の高温状態時には密度の揺らぎ、すなわち屈折率の揺らぎが生ずるが、これが光ファイバに残留し、フレネル反射レイリー散乱が起こる原因となる。フレネル反射レイリー散乱は波長の4乗に反比例するため光の波長が長くなるほど小さくなる。

③ 石英ガラス系のガラス内の不純物である水酸イオンによって生ずる光の損失は、波長0.94[μm]、1.24[μm]、1.38[μm]などにピークがある。

④ マイクロベンディングロスは、光ファイバに側面から不均一な圧力が加わって、光ファイバの軸がわずかに(数μm程度)曲がるために発生する損失をいう。また、光ファイバを曲げたときに生ずる損失は、曲げ損失又はマクロベンディングロスといわれる。

通信線路H22-2Q2(2)(ⅱ)

[光ファイバ伝送における非線形現象などについて]
A 高強度の短光パルスが光ファイバに入射されると、光の電界で光ファイバ物質中の電子・の軌道が変化することによって屈折率が変化する現象は、ラマン光カー効果といわれる。
・ラマン効果とは、物質に光を入射したとき、散乱された光の中に入射された光の波長と異なる波長の光が含まれる現象をいう。

B 光パルス自身が誘起した屈折率変化により、その位相が急激に変化する現象は自己位相変調といわれ、光パルスは周波数変化(チャーピング)を伴う(正しい)。

C 二つの異なる波長の光信号を光ファイバに入射したとき、一方の光信号の強度変化によって生ずる屈折率変化により他方の光信号の位相変化が生ずる現象は、相互位相変調といわれる(正しい)。

通信線路H22-2Q1(2)(ⅱ)

[伝送系のひずみの種類、特徴など]
A 減衰ひずみは、伝送系の減衰量が周波数によって異なるために生ずるひずみであり、音声回線においては、その安定度を低下させるものである(正しい)。

B 位相ひずみは、伝送系の位相量が周波数に対して比例関係にないあるために生ずるひずみであり、群伝搬時間が周波数により異なるために生ずることから、遅延ひずみともいわれ、データ伝送などにおいて大きな影響を及ぼす。

C 非直線ひずみは、伝送系の入力と出力とが比例関係にないために生ずるひずみであり、波形ひずみの原因となる。搬送多重回線においては、非直線ひずみによる高調波及び混変調波の発生により、ある通話路からほかの通話路への漏話及び雑音の原因となる(正しい)。

通信線路H22-2Q1(2)(ⅰ)

[高周波領域における電気的特性について]
① 導体系では、周波数が高くなるに従って抵抗及び内部インダクタンスに変化が生ずる。これは、導体内部において、周波数が高くなるにつれて各部の電流が互いに作用を及ぼしあうことで電流分布が変化した結果であり、一般に、電気的特性として抵抗は増加し、内部インダクタンスは緩やかに減少する(正しい)。
・白い巨塔の東教授こと、東貞蔵(抗は加)

・インゲン(インダクタンスは少)



② 近接して平行に並んでいる2本の導体に電流が流れたとき、それぞれの電流が同一方向であると電流が外側に押しやられ、反対方向であると内側に引き合うことで2本の導体の電流密度が変化する現象が生ずる。この現象は高周波において顕著となり、一般に、近接効果といわれる(正しい)。
・高周波になるほど、電流の流れる箇所が小さくなり(電流の通路が狭くなり)、したがって、抵抗は増加する

③ 漏れコンダクタンスは、心線間の絶縁物を通して流れる電流の割合を示し、漏れコンダクタンスが大きい小さいほど漏洩する電流が大きく、一般的な平衡対ケーブルでは、周波数が高くなると急激に小さくなる。

④ 高周波では導体系の抵抗だけでなく、周囲の金属体中に誘起する渦電流によって電力損失を生ずることがあり、主なものにカッド損などがある(正しい)。


通信線路H24-1Q4(2)(ⅲ)

[光ファイバの損失測定法などについて]
① OTDRによる測定において光ファイバ長Lは、送信した光パルス信号が戻ってくるまでの時間をτ、光ファイバ中の光速をνとすると、L = τν/22τνで算出することができる。

② カットバック法は、被測定光ファイバからの出射光パワーをパワーメータで測定後、光源側の接続はそのままの状態で被測定光ファイバを光源側からカットバック長で切断し、切断位置での光パワーを測定するもので、被測定光ファイバの単位長当たりの伝送損失は、測定した光パワーの差分を被測定光ファイバ長で除することにより求めることができる(正しい)。
・カットバック法は、切断の必要があるものの、非常に高精度の測定が可能。

③ 挿入損失法は、基本的にカットバック法と同じ試験装置で測定が可能であり、光ファイバを切断することなく測定できるため、カットバック法と比較すると、精度は低いして高精度な測定ができる
・挿入損失法は、精度は劣るものの、切断の必要がない。

④ OTDRによる接続損失の測定において、光ファイバごとの減衰量透過係数のばらつきを補償するため、光ファイバの近端側から光パルスを入射して測定したデータと、遠端側から入射して測定したデータの平均をとる手法が用いられる。

通信線路H24-1Q4(1)

[光パルス試験器(OTDR)の機能、特徴など]
 OTDRの測定原理は、パルス発生器で発生した電気パルスをLDにて光パルスに変換後、光カプラを通して被測定光ファイバに入射すると、被測定光ファイバ中を伝搬した光の一部がフレネル反射やレイリー散乱によって入射端に戻ってくることを利用しており、この戻ってきた光信号を光カプラを介してAPDで電気信号に変換することにより光ファイバの特性などを測定するものである。一般に、入射端に戻ってくる光信号は微弱なため、計測に際しては繰り返し測定して得られた値を平均化する処理を行う。
 被測定光ファイバの距離は、実際に光ファイバ中を伝搬する光信号の速度と、光信号が入射端まで戻ってくるまでの経過時間から求められ、光ファイバ中を伝搬する光の速度は光ファイバの群屈折率により定まる。
 OTDRでは、光ファイバの伝送損失、光コネクタ接続点及び融着接続点の接続損失、光コネクタ部の反射減衰量などが測定できる。伝送損失は測定データから直線近似法の最小2乗法で、接続損失はフレネル反射点前後の伝送損失の差分から求めることができる。
 OTDRの測定におけるデッドゾーンには、反射測定(フレネル反射)デッドゾーン及び損失測定(後方散乱光)デッドゾーンの2種類がある。反射測定デッドゾーンとはフレネル反射のピークレベルから1.5[dB]での幅をいい、損失測定デッドゾーンとは光コネクタ接続箇所からフレネル反射の影響による応答波形で、真値から±0.5[dB]以下のレベルの箇所までの接続損失などが測定できない幅をいう。

H24-1Q1(3)(ⅰ)

[石英系光ファイバの分散について]
① 光ファイバの材料であるガラスの屈折率が光の周波数によりわずかながら異なるため、光ファイバ中を伝搬する光パルスの幅が広まる狭まる現象は分散といわれる。

② 光ファイバ中での分散には、材料分散、構造分散、モード分散及び偏波モード分散の四つがあり、このうち材料分散と構造分散の和は波長分散といわれる(正しい)。

③ マルチモード光ファイバにおいては、光ファイバ中を伝搬する各モードの伝搬速度が等しい異なるため、隣接するパルス間隔をあまり小さくできない。

④ マルチシングルモード光ファイバのゼロ分散波長や分散スロープを制御して製作された光ファイバは、総称して分散制御光ファイバといわれる。
・分散制御光ファイバ:シングルモードが対象
低分散1.31μm
低損失1.55μm
  ・分散シフト光ファイバ:ゼロ分散波長を1.31μmから1.55μmにシフトさせた光ファイバ
  ・分散補償光ファイバ:既存の1.31μmゼロ分散光ファイバを使用して、1.55μmの通信光を伝送したい場合、増加した波長分散を補償するための光ファイバ

H24-1Q1(2)(ⅱ)

[メタリック伝送路などにおける雑音及びひずみについて]
A 増幅器などにおいて、導体中の自由電子の熱的じょう乱運動により発生する雑音はインパルス性雑音といわれる。インパルス性雑音を避けることは原理的に不可能であり、全周波数に対して一様に分布していることから白色雑音ともいわれる。
・熱雑音=白色雑音(ホワイトノイズ)

B 伝送系の減衰量が周波数に対して一定でないために生ずるひずみは、減衰ひずみといわれる。音声回線において、特定の周波数で減衰量が特に少ないと、その周波数において鳴音が発生しやすくなる(正しい)。

C 伝送系の入力と出力が比例関係にないために生ずるひずみは、非直線ひずみといわれ、波形ひずみの原因となる(正しい)。

H24-1Q1(2)(ⅰ)

[メタリック伝送路における漏話など]
① 漏話を生じさせる側の回線は誘導回線、漏話を受ける側の回線は被誘導回線といわれ、被誘導回線において、誘導回線の送端側に生ずる漏話は近端漏話、誘導回線の受端側に生ずる漏話は遠端漏話といわれる(正しい)。

② 電結合による漏話は誘導回線のインピーダンスに比例し、電磁結合による漏話は誘導回線のインピーダンスに反比例する(正しい)。
・周波数と特性インピーダンスは反比例
周波→特性インピーダンス高い→電結合が支配的
ロシアの害者(覚え方)
・高周波→特性インピーダンス低い→電磁結合が支配的

③ 平衡対ケーブルの場合、一般に、誘導回線と被誘導回線のインピーダンスは等しいので、特性インピーダンスが高くなる低周波では静電結合による漏話が支配的であるが、特性インピーダンスが低くなる高周波では電磁結合による漏話も考慮する必要がある(正しい)。

④ 漏話減衰量は、誘導回線の送端電力と、被誘導回線の漏話電力(漏話量)の比の対数で表され、漏話電力が大きいほど漏話減衰量は小さく大きく、漏話電力が小さいほど漏話減衰量は大きい小さい
・電力=V×I
http://tough-swingfx.blogspot.jp/2012/10/h21-1q12_6.html

線路設備H21-2Q3(1)

[線路設備の安全作業など]
 線路設備は、ほとんどが屋外に設置されており、保守、点検などの作業は、屋外で行われる場合が多い。このため、危険を伴う作業が多く、特別の注意が必要となる。
 線路設備の保守、点検作業を行う際においては、重要な事項として、マンホールなどの地下設備へ入る前に酸素濃度及び硫化水素濃度を測定する必要がある。酸素濃度が18[%]未満であったり、硫化水素濃度が10[ppm]より高い場合は人体に悪影響を与えるため、酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者技能講習を終了した酸素欠乏危険作業主任者の指導のもと、十分に喚気し、酸素濃度及び硫化水素濃度を測定して、安全を確認した後、保守、点検などの作業を行う。
 また、電柱などの高所における保守、点検作業では、ヘルメット及び安全帯の着用が必要であり、高所作業車を使用する場合は、作業床の高さが2[m]以上10[m]未満にあっては、高所作業車運転特別教育、作業床の高さが10[m]以上にあっては、高所作業車運転技能講習を受ける必要がある。
・作業床

線路設備H23-1Q3(2)(ⅰ)

[労働安全衛生法に定める内容など]
① 高所作業車を使用して行う作業は、作業床の高さが2[m]以上10[m]未満の場合には高所作業車運転特別教育を受けた者、10[m]以上の場合には高所作業車運転技能講習を終了した者により実施されなければならない(正しい)

② 電柱における登り幅とは、架設物を取り付けない空間であり、安全に電柱昇降したり、作業するために設けられた空間である(正しい)

③ つり足場などの足場の組立て等作業主任者は、足場の組立て等の技能講習を終了した特別教育を受けた者のうちから、選任されなければならない。

④ 高さ2[m]以上で保守作業を行う場合、墜落により危険を及ぼすおそれがあるときは、作業床を設けなければならない。作業床を設けることができないときは安全帯を使用するなど、作業者の安全を確保しなければならない(正しい)

線路設備H23-1Q2(2)(ⅲ)

[橋梁添架設備の腐食など]
① 海岸地域では、橋梁添架設備の腐食が多く発生しやすく、その補修には塗装による方法が採られている。橋梁添架設備の塗装替えには、一般に、細部まで十分に塗装ができていないといった問題がある(正しい)

② 塗装替えに伴い塗装の耐久性については、素地調整(ケレン)の程度、塗り重ね回数、塗料の種類などが直接影響を及ぼすが、施工時の品質管理の良し悪しにより左右される度合いが大きいといわれる(正しい)

③ 半割管を用いた橋梁添架管路の腐食補修は、腐食管を撤去した後にの上から半割管を装着する工法であるため、ケーブルを布設替えすることがなく、簡易に補修できる方法である。

④ 半割管を用いたケーブル引上げ管の腐食補修は、腐食した引上げ管路を撤去した後に半割管を装着する工法であるため、ケーブルを布設替えすることがなく、簡易に補修できる方法である(正しい)

線路設備H23-1Q1(1)

[光ファイバの接続方法]
 光ファイバの接続方法は、利用形態や環境に応じて多様な方法が実用化されており、一般に、融着接続、メカニカルスプライス及びコネクタ接続の3種類に分類される。
 融着接続は、光ファイバ端面を溶解して接続する方法で溶解には幾つかの手段があり、一般に、接続の容易さ、信頼性、経済性などの面からアーク放電による溶解が用いられている。また、光ファイバの融着接続部において、光ファイバ心線の被覆は完全に除去されており、機械的強度が低下しているため、一般に、熱収縮チューブにより被覆除去部を覆う補強方法が用いられている。
 メカニカルスプライスは、V溝などを形成した接続部品を用いて機械的に光ファイバを把持する接続方法である。メカニカルスプライスは、一般に、屈折率が石英系ガラスとほぼ同じ液体又はジェル状の屈折率整合剤を接続部品の中に入れ、端面間の空気層を除去する方法が用いられている。
 コネクタ接続は、着脱が容易なコネクタを用いる方法で、一般に、フェルール型光コネクタが用いられている。単心光ファイバ用の光コネクタの場合、フェルールは、光ファイバのコアの中心を光コネクタの中心に設定するための部品であり、このフェルールどうしを、割りスリーブをガイドにして精度良く突合せ接続することができる。一方、多心光ファイバ用のMT光コネクタの場合、フェルールの突合せは、ガイドピンをガイドとしている。

2012年10月6日土曜日

10/1-10/5トレード結果

 ユーロドルの下降チャネルの上端付近1.289でポジショニング。
しかし、下値の堅さから、翌朝に1.2877で手仕舞い。0.0048%の利益。
 上昇を予見して、早々に手仕舞いした点は評価できる。

通信線路H21-1Q3(2)(ⅱ)

[光ファイバのコネクタ接続の特徴など]
A コネクタ端面の研磨は、光ファイバ端面の傷などを取り除き、接続損失を小さくするために行われる。直角に研磨する方法のほか、反射の影響を抑えるために、斜め研磨、球面研磨などの方法がある(正しい)。

B SM光ファイバをコネクタで接続する場合には、モードフィールドを整合させるためにフェルールどうしを弾性スリーブで整列、突き当てる方法が主流である。弾性スリーブとしては、一般に、フェルール外径よりわずかに小さい内径を有する割りスリーブが用いられている(正しい)。
・割りスリーブ
C コネクタ端面に付着したわずかな汚れにより大きな接続損失や反射が発生する場合がある。特に、高出力な光信号では、汚れに熱がこもり、焼き付けが発生する場合や、多重反射の影響で光ファイバが溶解する場合がある(正しい)。

通信線路H21-1Q3(2)(ⅰ)

[光ファイバ接続の種類と特徴について]
① メカニカルスプライスは、V溝などを形成した接続部品を用いて機械的に光ファイバを把持する接続技術である。対向する光ファイバの端面間に空気層が存在する可能性があるため、屈折率整合剤を用いて、空気層を除去する方法が広く使われている(正しい)。

② 融着接続において、光ファイバ端面を溶解する方法としては、接続の容易さ、信頼性、経済性などの面から、一般に、アーク放電が用いられている。融着接続では、1回の作業で多心の光ファイバを一括して接続することも可能である(正しい)。

③ SCコネクタは、MM光ファイバとSM光ファイバの両方に使用できる調心タイプのコネクタで、主に、ガラスフェルールにより高精度に加工されている。SCコネクタは、プラグをアダプタに挿入することにより固定されるスライドロック構造を有している。
・SCコネクタは、両方に使用可能であるものの、調心できない



④ MTコネクタは、4心、8心などのテープ光ファイバを一括して接続するコネクタであり、コネクタにガイドピンを挿入後、クランプスプリングで固定される構造を有している(正しい)。

通信線路H21-1Q2(1)

[光ファイバの構造、伝搬原理など]
 光ファイバは光をコアに閉じ込めて伝搬する導波原理で説明すると、全反射によるものとブラッグ反射によるものに大別される。
 全反射形光ファイバは、光が伝搬するコアと、その周辺を覆う同心円状のクラッドから構成されており、クラッドの屈折率は、コアの屈折率より小さい。全反射形光ファイバに入射した光は、コアとクラッドの境界面において全反射を繰り返しながら伝搬していく。
 全反射形光ファイバの一つである空孔アシスト光ファイバは、コアとクラッドをドーパントにより形成するとともに、クラッドの内部に空孔を設けて伝搬光のクラッドへの広がりを制限している。また、ブラッグ反射を用いた光ファイバとしては、コアを中空、クラッドを空孔付きガラスとしたホトニック・バンドギャップ光ファイバがある。
 一方、光ファイバは屈折率分布で分類すると2種類に大別される。一つは、コアとクラッドの間で屈折率が階段状に変化しているものであり、SI形光ファイバといわれ、もう一つは、コアの屈折率分布が緩やかに変化しているもので、GI形光ファイバといわれる。

・ブラッグ反射とは、所定の条件(ブラッグの条件)を満たす場合に、光が反射することをいう。よって、ホトニック・バンドギャップ光ファイバとは、ブラッグの条件を満たす光ファイバである。

通信線路H21-1Q1(2)(ⅱ)

A 図に示すように、非誘導回線Ⅱにおいて、誘導回線Ⅰの信号伝送方向と逆方向に生ずる漏話は近端漏話、誘導回線の信号伝送方向と同一方向に生ずる漏話は遠端漏話といわれる(正しい)。

B 図に示すように、それぞれ整合終端された誘導回線Ⅰ、被誘導回線Ⅱにおいて、漏話減衰量(単位を[dB]とする。)は、次式で定義される(正しい)。
  近端漏話減衰量 = 10 log10|V10I10/V20I20|
  遠端漏話減衰量 = 10 log10|V10I10/V21I21|

C 電磁結合によって生ずる漏話は、線路の特性インピーダンスに反比例し、静電結合によって生ずる漏話は、線路の特性インピーダンスに比例する(正しい)。
・周波数と特性インピーダンスは反比例
・低周波→特性インピーダンス高い→静電結合が支配的
・高周波→特性インピーダンス低い→電磁結合が支配的

通信線路H21-1Q1(1)

[メタリックケーブルを用いたアナログ伝送系における雑音及びひずみの種類と特徴]
 メタリックケーブルを用いたアナログ伝送系における雑音は、一般に、伝送系内部で発生する雑音と外部から侵入する雑音に分けられ、さらに、伝送系内部で発生する雑音は、信号を伝送していない場合でも存在する基本雑音と信号伝送に伴って発生する準漏話雑音とに分けることができる。
 基本雑音は、通話の有無と無関係であることから、信号レベルの低いところで問題となり、一般に、大きな妨害になるものは、増幅器で発生する雑音で、主な成分の一つは、周波数に対して一様に分布している熱雑音である。
 一方、伝送系の入力側に加えられた信号波形と出力側に現れる信号波形が異なる現象は、ひずみといわれる。
 位相ひずみは、伝送系の位相量が周波数に対して比例関係にないため、すなわち、群伝搬時間が周波数により異なるために生ずるひずみであり、伝送品質に影響を及ぼす。
・波長の周波数が高いほどに、伝搬速度は速くなる→群伝搬時間は短くなる

 また、非直線ひずみは、伝送系の入力と出力が比例関係にないために生ずるひずみであり、波形ひずみの原因となる。伝送路中の増幅器などの非直線ひずみによる高調波及び混変調波の発生は、雑音の原因となる。

2012年10月4日木曜日

線路設備H21-1Q2(2)(ⅲ)

[光ファイバの分散の種類、特性など]
① 波長が長くなるほど光ファイバ材料の屈折率は小さくなるため、伝搬速度が速くなる特性により生ずる分散は、材料分散といわれる。材料分散は、モード分散と同じように伝送帯域を制限する要因となる(正しい)。

② 光ファイバのコアとクラッドの屈折率差が小さい場合、光の一部がクラッドにしみ出すことにより生ずる分散は、構造分散といわれる。このしみ出しの割合は、波長が長くなるほど大きくなり、伝搬経路は長くなる(正しい)。

③ 構造分散材料分散よりも変更の容易な構造分散材料分散の値を変えることにより、ゼロ分散波長を1.3μm帯から1.55μm帯へ移した光ファイバは、1.55μmゼロ分散シフト光ファイバといわれる。

④ 光ファイバのコア形状が製造上などの理由により、わずかに楕円化している場合に、二つの直交偏波モード成分間に伝搬時間差を生ずることによる分散は、偏波モード分散といわれる(正しい)。

通信線路H21-1Q2(2)(ⅱ)

[光ファイバの光損失の特徴など]
A 吸収損失は、伝搬光が光ファイバ材料そのものにより吸収されて熱に変換される損失であり、一般に、ガラスが本来持っている紫外吸収や赤外吸収に起因する固有の吸収によるものと、ガラス内に含まれる不純物に起因する吸収によるものとがある(正しい)。

B 光ファイバは、製造時において、2,000[℃]程度の高温から20[℃]程度に冷却されるため、わずかな屈折率のゆらぎが生ずる。この屈折率のゆらぎによって生ずる光損失は、光の波長の4条に反比例2乗に比例する。
・これはレイリー散乱の説明である。

C 光ファイバどうしを接続する場合、コアを互いに正確に突き合わせることが重要であり、接続部において隙間が存在すると大きな反射が生ずる場合がある。この反射は、一般に、フレネル反射といわれる(正しい)。

通信線路H21-1Q1(2)(ⅲ)

[漏話の軽減方法などについて]
① 平衡対ケーブルの漏話は、任意の2対間の静電結合及び電磁結合によって生ずるが、音声回線の周波数が高周波である場合には、静電結合は微小な値であることから、静電結合による漏話の軽減方法を考慮する必要はない。
・周波数と特性インピーダンスは反比例
・低周波→特性インピーダンス高い→静電結合が支配的
・高周波→特性インピーダンス低い→電磁結合が支配的

② ケーブル内の各対の2本の導線を撚ることにより漏話は軽減でき、隣接する対どうしで撚りピッチを変える同一にすると、撚りピッチを同一にした変えた場合と比較して大きな軽減効果が得られる。

③ 信号の伝送方向(設備センタからユーザ方向又はユーザから設備センタ方向)ごとに心線をそれぞれ別々のケーブルに分けて収容しても、漏話妨害が遠端漏話と比較して大きい近端漏話を軽減する効果はあるない

④ 平衡対ケーブルにおける漏話減衰量は、高周波になるに従い、一般に、オクターブ当たり遠端漏話では6[dB]、近端漏話では4.5[dB]の減少傾向を示す。また、遠端漏話減衰量は、線路長が長くなるに従い増大するが、近端漏話減衰量は、線路長には無関係である(正しい)。

2012年10月3日水曜日

線路設備H21-2Q2(2)(ⅰ)

[架空構造物の安全率など]
A 安全率とは、荷重見積りの不確定性、応力計算の近似性、部材の不均一性、腐食摩耗や疲労作用などの不確定要素を考慮し、許容応力と設計荷重との関係を表す定める係数である。
・安全率=許容応力/設計荷重

B 電柱が倒壊しないためには、水平荷重による電柱への曲げモーメントに対し、地盤が十分な抵抗モーメントを有し、傾斜角が過大にならないことが必要である(正しい)。

C 「電気設備の技術水準の解釈」では、鉄筋コンクリート柱に対して、設計荷重の2.52.0倍の荷重を加えたとき、これに耐えることを求めている。

線路設備H21-2Q2(2)(ⅳ)

[とう道の点検・補修技術など]
A ひび割れ補修工法の一つである注入工法は、漏水量が少ない線状の漏水の場合に、漏水の道を直接止水剤でふさぐ方法である(正しい)。

B ひび割れ補修工法の一つである貼付け工法は、漏水量が少ない面状の漏水の場合に、漏水の道にエポキシ樹脂を繊維に含ませたマットを貼り付ける方法である(正しい)。

C 漏水によるコンクリートの破損は、漏水により鉄筋が発錆して、鉄筋の断面積が減少したり、鉄筋錆の膨張圧で発生する場合もある。さらに、コンクリートに有害な硫酸イオンなどの成分が漏水中に含まれているとコンクリートを広範囲に損傷させることもある(正しい)。

線路設備H22-2Q1(2)(ⅳ)

[アクセス系メタリック平衡対ケーブルの漏話など]
① メタリックケーブルにおける平衡対の構成方法は、一般に、心線使用効率、漏話特性などを考慮して2心線を撚り合わせた対を、さらに、対どうしで撚り合わせた星形DMカッドが用いられる。

② メタリックケーブル内の各対の2本の導線を撚ることにより漏話は軽減でき、隣接する対どうしで撚りピッチを変えると、撚りピッチを同一にした場合と比較して大きな軽減効果が得られる(正しい)。

③ 低周波(音声周波)におけるメタリックケーブルの漏話は、電磁結合静電結合による漏話が支配的となるため、静電結合電磁結合による漏話対策を考慮する必要はない。
・静電結合による漏話→特性インピーダンスに比例
 周波→特性インピーダンス高い→電結合による漏話が支配的(帝政ロシア支配
・電磁結合による漏話は、特性インピーダンスに反比例
 高周波→特性インピーダンス低い→電磁結合による漏話が支配的

④ メタリックケーブルを用いた伝送方式において、漏話雑音は、音声を中心としたアナログ信号を伝送する場合に発生する特有な雑音であり、デジタル信号を伝送する場合にも発生するには発生しない

2012年10月2日火曜日

線路設備H22-2Q3(2)(ⅱ)

[光ファイバケーブルの伸縮及びクリーピング現象について]
① 橋梁添架管路内に布設されたケーブルは、地下管路に布設されたケーブルと比較して大幅な温度変化を受け易いため、温度変化によるケーブルの伸縮対策としては、移動防止金物伸縮見合いのスラック(たるみ)を取り付ける方法が採られている。
・ケーブルの伸縮対策は、伸縮見合いのスラック。

② 橋梁添架管路内に布設されたケーブルの伸縮量は、ケーブルの種類、橋梁の形態、管路種別、温度変化幅などにより異なるが、実際に影響が現れるのは、一般に、橋長10[m]以上未満の橋梁といわれている。
・長いほど影響は現れやすい。例えば10%伸びるとすれば、100mで110m(10mの伸び)となり、1,000mで1,100m(100mの伸び)となる。

③ 橋梁上の車両通行により発生するクリーピング現象は、ケーブルが一方向に移動する現象である(正しい)。

④ クリーピング現象の発生状況は、車両の交通量、ケーブル種別などにより異なるが、クリーピングの対策としては、伸縮見合いのスラック移動防止金物をマンホール内のケーブルに挿入する方法が採られている。
・クリーピング(ケーブルの移動)に対しては、移動防止金物。

線路設備H22-2Q3(2)(ⅰ)

[光ファイバケーブルの外被補修など]
A 光ファイバケーブルの外被のみが損傷し、浸水していないことが明らかな場合、傷の大きさに拘らずによっては、ポリエチレンテープを融着した後、テーピングのみによる外被補修を適用する。
・融着時に発生する熱で、光ファイバ心線が劣化する場合があるため、テーピングのみで補修。

B 人力光ファイバケーブルけん引機で光ファイバケーブルを布設する場合は、光ファイバケーブルけん引機人力を用いて布設する場合と比較して、一般に、けん引作業が連続的で、かつ、過大な張力が加わらないため、光ファイバテーブル心線の引込み量が少なくなり、波打ち現象が発生しにくい。
・機械のほうが、人力よりも連続的かつ一定の張力で作業できる。

C 外被補修した光ファイバケーブルを撤去再利用するに当たっては、ケーブルけん引時に外被補修部分が損傷する場合があるため、外被補修部分は取り除く必要がある(正しい)。

線路設備H22-2Q1(2)(ⅲ)

[メタリックケーブルの構造及び特性について]
① 地下ケーブルと架空ケーブルでは、要求される伝送特性などが同一であるため、心線径は、0.4[mm]、0.65[mm]及び0.9[mm]の3種類に統一されているわけではない
・心線径は、その他、0.32[mm]や0.5[mm]等もある。

②メタリックケーブルの直流導体抵抗値は、導体の長さに比例し、心線径の2乗に反比例する。また、温度が高くなるほど直流導体抵抗値は低下する。

③ キツツキ、蛾の幼虫、リスなどの鳥虫獣による被害の防止対策に用いられる架空ケーブルとして、波付ステンレスラミネートテープで外被を補強・保護したHSケーブルがある。HSケーブルは、強風地域での外被亀裂(リングカット)に対する対策としても有効である(正しい)。
・HS(ハイステンレスシース)ケーブル


④ 架空ケーブルとしては、ケーブルと鋼撚り線が一体となった自己支持(SS)形ケーブルが施工面において優れていることから、広く用いられている。また、SS形ケーブルは、断面形状がひょうたん形であることから、強風によるダンシング現象の影響を受けるを抑制することができるため、強風地帯には不適も適している

線路設備H22-2Q1(2)(ⅱ)

[光ファイバ心線などの構造及び特性について]
A 光ファイバ心線は、一般に、1次被覆された光ファイバ素線をUV硬化型樹脂、ポリアミド樹脂などの2次被覆で被覆した構造を有している(正しい)。

B テープ形光ファイバ心線は、複数本の光ファイバ心線を整列し、UV硬化型樹脂でテープ状に一括被覆したもので、2心、4心、8心テープなどがあるが、融着接続により一括接続できる心線数は、最大4心ではないある
・24心まで一括接続できる融着接続機もある。

C 光ファイバ素線の1次被覆の主な役割は、光ファイバの表面の保護であるが、側圧が加わった際に発生するひずみの光ファイバへの影響を軽減させる緩衝効果もある(正しい)。

2012年10月1日月曜日

専門H21-2Q2(1)

[光ファイバにおける非線形光学現象について]
 光を固体に入射すると、光の電界がその固体を形成している個々の原子の中の電子を振動させ、あたかも入射した光が透過したようにそれと同じ周波数の光が放出される。しかし、高強度の光を入射すると電界の振幅と電子の振動振幅とが比例しなくなり、入射光の電界が正弦波のとき、電子の振動は正弦波からずれてしまう現象が生じ、異なる周波数成分を持つようになる。この現象は非線形光学効果といわれる。
 非線形光学効果は、単位面積当たりの光強度と相互作用長の積に影響され、断面積が小さく、全長が相互作用長となっている光ファイバにおいては顕著に表れる。
 光ファイバに高強度の光を入射すると、屈折率が光の電界の強度の2乗に比例して変化する現象が生ずる。この現象は光カー効果といわれ、入射された光自身が誘起した屈折率変化によって、光の位相が急激に変化する自己位相変調を生じ、この結果、短光パルスのスペクトルの広がりが生ずる。
 特に、波長多重伝送など大容量の光伝送において障害となる非線形光学効果として四光波混合といわれる現象がある。これは、異なる三つの波長の光が入射されたときに新たな波長の光が生ずる現象で、波長多重伝送では、特定の信号光に干渉して伝送品質の劣化を引き起こす。

専門H21-2Q4(2)(ⅳ)

[設備劣化とその対策など]
① 地下ケーブルのポリエチレン外被に生ずる環境応力亀裂(ESC:environmental stress cracking)は、一般に、ケーブルの円周方向に発生する。ESCの発生要因としては、高温、塩素イオンアセトン、アルコールなどが挙げられる。この対策としては、ケーブル布設時に外被に傷を付けないことがある。
・ESCは、アセトン、アルコールなどの物質の膨張圧力によってポリエチレン分子の結合力が破られて発生する。
・ESCを防ぐ方法としては、分子量の多いポリエチレンを使用する、ケーブル布設時に座屈を生じさせない、管路清掃を行いケーブル外被に傷が付かないようにする。

② 寒冷地において、ケーブル引き上げ点、橋梁添架などの管路が大気中に露出している箇所で管路内の溜水が凍結すると、体積膨張によりケーブルに過大な力が働き、傷や座屈が発生することがある。対策方法の一つとして、PEパイプを挿入することにより、凍結圧をPEパイプで吸収する方法がある(正しい)。
・PE(ポリエチレン)パイプ


③ 管路に布設されたケーブルが移動する原因として、車両通行に起因する振動がある。このケーブルが移動する現象は、ケーブルクリーピングダンシングといわれる。この対策として、機械的にケーブル移動を止める方法やケーブル移動量に見合ったケーブル余長を設ける方法などがある。

④ 架空ケーブル及び地下管路ケーブルのうち特に橋梁添架管路区間など、温度変化の激しい区間では、ケーブルの温度伸縮によりケーブル接続部が破損する場合がある。この対策として、ケーブルクロージャのケーブル挿入部に、ケーブルの伸縮を吸収するための伸縮見合い(のスラック)継手を設ける方法が採られている。
・スラックとは、たるみのことをいう。

専門H21-2Q4(2)(ⅲ)

[架空構造物の腐食など]
① 吊り線(アルミ防食鋼より線)とアースクランプの間に腐食生成物や異物が蓄積すると電気的接続が不完全になり、表面に付着した水分を介して電流パスが形成され、極となった吊り線が電解腐食により溶出し腐食が進行する。

② 架空構造物の金属材料は、工場や自動車から排出される多量の大気汚染物質により大気腐食が著しく促進される。例えば、亜硫酸ガス、二酸化窒素、塩素などの溶性ガス類は、金属表面上の水膜に溶け込んで腐食を促進する。

③ コンクリートポールは、中に含まれている水分が、温度が下がると凍結し、温度が上がると融解することが繰り返されると、表面上にちりめん状や亀甲状のひびや、縦ひび割れなどが生ずることがある(正しい)。

④ 鋼管柱では、張り紙防止シートや番号札の裏側にすきま腐食を起こすことがあり、この場合の補修方法としては、ポリウレタン系塗料及び酢酸ビニルニトリルゴム系接着剤を使用する、

2012年9月30日日曜日

来週の戦略

MA(90)からの乖離率0.2650
高値
 1.31723
 1.29601
直近安値
 1.28288

[order候補]
 127994でショート逆指値
  stop 1.30006

 白色サポートラインを維持して上昇するか、下抜けて下落維持か?
来週はNFPもあるから、小動きになりそうな気もする。

週間トレード結果

EUR/USD
 1.29998 short × 0.2
 1.32006 stop
   1.6% ≦ 2%損失許容

1.29987で約定
 goal 1.28006に設定

 1.29987にstop変更(リスクゼロ)

 レジスタンスラインを上抜けたので、1.29152で
手仕舞い。0.656%の利益。

2012年9月27日木曜日

線路設備H22-1Q3(1)

[ケーブルのクリーピングについて]
 ケーブルのクリーピングとは、管路に布設されたケーブルが、大型車両などの通過により起こる振動、ケーブルの温度伸縮などにより移動する現象である。
 ケーブルが移動する方向は、管路の傾斜、管路とケーブル間での摩擦力、車両進行方向などの設置環境によって異なり、また、クリーピングは、ケーブルの種別によらず、すべてのケーブルに発生する可能性がある。
 クリーピングが発生しやすい場所は、軟弱地盤で大型車両が通行するところ、傾斜地で車両の通行量が多いところ、走行車両のほぼ真下にケーブルが布設されているところなどである。
 ケーブルの移動を防止する対策は、機械的にケーブル移動を止める方法、ケーブル移動量に見合ったケーブルのスラック部分を設ける方法などがあり、機械的にケーブル移動を止める方法は、移動防止金物によってケーブルを把持し、マンホール壁面によって支える方法である。

・スラック部分とは、ケーブル長のゆとり部分をいう。

線路設備H22-1Q2(2)(ⅳ)

[中口径管路設備の構造など]
A 中口径管路設備には、一般に、呼び径250[mm]~500[mm]程度の管路にあらかじめケーブル収容用スペーサ(インナパイプ)を多条数布設するパイプインパイプ方式及びケーブル需要の発生時にスペーサを布設するフリースペース方式がある(正しい)。

B 中口径管路設備は、一般に、非開削で施工されるが、埋設物との隔離が十分に確保できないなどの理由から開削で施工されることがある。開削施工には、吊降し工法及び元押し工法がある(正しい)。
・トンネル状に掘削した地下の穴に管を通して、開削せずに管路を繋げる非開削工法
・元押装置(推進機)


・吊降ろし


C 中口径管路設備をマンホールへ取り付ける再には、耐震対策として、一般に、伸縮機能を有するダクトスリーブが使用される(正しい)。
・地震による地盤変位を、伸縮自在なダクトスリーブで吸収できる
・ダクトスリーブ

[H23-2Q2(2)(ⅳ)]
A 中口径管路設備には、一般に、呼び径250[mm]~500[mm]程度の管路にあらかじめケーブル収容用スペーサ(インナパイプ)を多条数布設するパイプインパイプ方式及びケーブル需要の発生時にスペーサを布設するフリースペース方式がある(正しい)。

B 中口径管路設備をマンホールへ取り付ける際には、耐震対策として、一般に、防水性能伸縮機能を有する離脱防止継手が使用される。
・離脱防止継手
  伸縮可とう機能により管路を柔構造とし地盤変位を吸収。離脱防止機能 により軟弱地盤での離脱事故を防止。

C 中口径管路設備は、一般に、非開削で施工されるが、埋設物との隔離が十分に確保できないなどの理由から開削で施工されることがある。開削施工には、吊降し工法及び元押し工法がある(正しい)。

2012年9月25日火曜日

線路設備H23-1Q3(3)(ⅰ)

[コンクリート柱の劣化など]
A コンクリート柱の斜めのひび割れ横のひび割れは、コンクリート柱がねじれによるせん断力を受けたときに生ずることが多く、横のひび割れ斜めのひび割れと比較して、強度低下のおそれが高く、コンクリート柱の早急な取替えが必要である。

B コンクリート柱ののひび割れは、支線の設計強度不足などでコンクリート柱に不平衡の過大な荷重を与えた場合に生ずることが多い。
・縦のひび割れの原因は、コンクリート柱の鉄筋が腐食の進行により体積膨張することで生じ、これによりコンクリートが浮き上がり剥離することがある。

C コンクリート柱の製造は、通しの鉄筋に緊張圧縮力を与え、生コンクリートを注入して高速回転による遠心力でコンクリートを締め固める。これにより、ひびが入りにくく耐久性の高いコンクリート柱になる。

線路設備H23-1Q2(2)(ⅳ)

[とう道の劣化について]
 洞道(とうどう cable tunnel)は通信ケーブル・ガス管・送電線などの専用管路トンネルのうち、特に敷設・撤去・保守作業用に人が立ち入れる管径のものを指す呼称。

① とう道の壁に生成される白色物質は、コンクリートの中の水和生成物(水酸化カルシウム(消石灰)や硫酸塩)消石灰がコンクリートの亀裂から流出し、空気中の酸素と反応して生成される炭酸カルシウムである。

② コンクリートの中の消石灰がコンクリートの亀裂から流出し、地中水に置き換わると、コンクリートの中は次第に中性化アルカリ化し、鉄筋は腐食しやすくなる。
・健全なコンクリートはセメントから遊離された「消石灰」を多量に含むため、一般にPHは12~13という強アルカリ性である。
・コンクリート構造物は中性化しているうちは強度を保っているが、これを通り越して酸性になると強度を失い崩壊してしまう。
・鉄筋は、健全な(中性化していない)コンクリート中ではOH-が多量に存在しているために錆が発生する事はない。しかしながら、OH-が減少するとCl-(塩素イオン)が不動態被膜(新しい鉄筋の表面についている青黒い被膜)を破壊し、鉄筋の錆が発生する。

③ とう道の鉄筋の腐食は、鉄筋かぶりが極端に浅い深い場合に発生しやすい。
・鉄筋かぶりの厚さ(深さ):鉄筋表面からこれを覆うコンクリート表面までの最短距離

・かぶり厚さが少ないと鉄筋に 沿ってひび割れが発生したり、鉄筋が腐食するという劣化現象が発生


④ とう道の鉄筋を腐食しにくくするには、浸透性防錆材をコンクリート表面に塗布し、鉄筋まで浸透させ、防錆被膜を形成することにより、錆の発生を抑制する方法がある(正しい)。

線路設備H23-1Q2(2)(ⅱ)

[マンホールの劣化など]
① マンホールの壁が黒色に変色する原因としては、地下水に含まれている鉄やマンガンの酸化物、水酸化物などが挙げられる(正しい)。

② 硫化水素でコンクリートが侵食されるおそれがあるマンホールは、定期的にコンクリート壁の劣化、中性化などを調査する必要がある(正しい)。

③ マンホール内の金物の腐食には、異なる種類の金属材料が電気的に接触して生ずる異種金属接触腐食、狭い隙間の内部に生ずる隙間腐食などがある(正しい)。

④ マンホール内の金物のバクテリア腐食は、微生物の作用によるものであり、有機被膜による絶縁防食犠牲防食、又は流電陽極による犠牲防食絶縁防食、あるいはそれらを併用することにより金物の長寿命化・延命が可能である。

2012年9月24日月曜日

線路設備H23-1Q3(3)(ⅱ)

[線路設備の腐食対策など]
① 腐食対策には、腐食が著しい環境で使用している鋼管柱を腐食地用鋼管柱であるAE柱又はUC柱へ更改する方法がある(正しい)。

② 張り紙防止シートや番号札の裏側の腐食に対しては、酢酸ビニル系接着剤ニトリルゴム系接着剤と比較して腐食しにくいニトリルゴム系接着剤酢酸ビニル系接着剤を使用し、腐食対策を行う。

③ 架空ケーブルの外被損傷には、強風地域のケーブルダンシングによる外被亀裂(リングカット)や、高温環境下での張線器使用による外被破断などがある(正しい)。

④ 高耐食鋼撚り線は、亜鉛-アルミニウム合金をめっきした鋼線を撚り合わせたものであるが、塩害環境の厳しいところでは赤錆などが発生して腐食するおそれがあるため、劣化限度見本などによる不良判定指標を用いた管理が有効である(正しい)。

線路設備H23-1Q2(2)(ⅰ)

[マンホール鉄蓋の蓋鳴りなどについて]
A マンホール鉄蓋の蓋鳴りの原因は、防振用パッキングの磨耗又は外れ、鉄蓋と受枠の間への砂利などの侵入、受枠の磨耗などがある(正しい)。

B マンホール鉄蓋の蓋鳴りの防止には、一般に、鉄蓋と受枠の隙間などにエポキシ系樹脂発泡した軟質ポリウレタンを充填する方法が用いられている。

C 亀裂による鉄蓋の劣化の診断には、鉄蓋をハンマでなどで打撃したときの振動特性から劣化度を求め、残存寿命の推定を行う方法がある(正しい)。

線路設備H23-1Q1(2)(ⅰ)

[光ファイバの伝送特性、損失要因などについて]
① 光ファイバ伝送においては、光ファイバそのものの伝送損失、光ファイバ間の接続損失、分岐素子などのデバイスの挿入損失などが伝送距離を制限する要因となる(正しい)。

② 石英系光ファイバには、主成分である純粋な石英のほかに、屈折率を変化させるためのドーパントとしてゲルマニウム、ホウ素、フッ素などが添加されたものがある(正しい)。

③ 光ファイバの伝搬モードがシングルモードになる最長最短の波長は、カットオフ波長といわれ、カットオフ波長より長い短い波長に対しては伝搬モードがマルチモードになる。
④ 吸収損失は、伝搬光が光ファイバ材料そのものにより吸収されて熱に変換される損失であり、石英系光ファイバでは、一般に、ガラスが本来持っている紫外吸収や赤外吸収に起因する固有の吸収によるものと、ガラス内に含まれる不純物に起因する吸収によるものとがある(正しい)。

2012年9月20日木曜日

線路設備H21-2Q1(2)(ⅳ)

[光ファイバの種類と特徴など]
① 広帯域伝送特性を必要とする大容量伝送方式の線路設備では、伝搬モードを一つにすることによって波長モード分散を無くしたシングルモード光ファイバが使用されている。
・波長分散=材料分散+構造分散

② マルチモード光ファイバは、シングルモード光ファイバと比較して、伝送帯域が狭く、コア径が大きく小さく、吸収損失が同じである小さいことから、一般に、構内のLANや機器間の短距離伝送に用いられている。

③ 高密度波長多重伝送路には、ゼロ分散シフト光ファイバのほか、光電効果非線形効果による伝送品質への影響(WDM波長どうしの干渉)を小さくするため、非ゼロ分散シフト光ファイバを使用することがある。
http://tough-swingfx.blogspot.jp/2012/09/blog-post_20.html
・ノーマル光ファイバ(1310nmで分散がゼロ)
     ↓伝送損失の改善
・ゼロ分散シフト光ファイバ(1550nmで分散がゼロ)
     ↓WDM波長どうしの干渉による伝送損失あり
     ↓WDM波長どうしの干渉を回避
・非ゼロ分散シフト光ファイバ(1530nmまたは1565nmで分散がゼロ)






④ 光ファイバが曲げられると生ずる曲げ損失は、光ファイバのクラッド部分に空孔を設け、光の閉じ込めを強くした空孔アシスト型光ファイバなどで抑えることができる(正しい)。

波長分散

 波長分散とは、光の波長によって伝搬する速度が異なるために生じる分散をいい、材料分散と構造分散が存在する。

零分散波長

 零分散波長とは、光ファイバの材料分散を構造分散によって打ち消すような波長をいう。
【解説】 1.3 μm伝送用のシングル・モード光ファイバでは、1.3 μmの近傍で材料分散と構造分散が相殺して全分散が零となる。このような波長が零分散波長である。しかしながら、1.3 μm零分散光ファイバを用いた場合、ほぼ500Mbps以上の高速伝送においては、伝送損失の点から中継間隔を拡大できないことがある。こうしたことから、零分散波長を1.3 μmから1.55 μmにシフトして伝送損失が最小となる分散シフト光ファイバ(DSF: dispersion shift fiber)が開発されて、中継伝送路に用いられている。

2012年9月19日水曜日

線路設備H23-2Q3(2)(ⅱ)

[接続部における光ファイバの切断などの原因と対策]
① 光ファイバ心線の被膜除去作業時において、清掃していない被膜除去工具を用いると被膜の除去深さに狂いが生じ、刃が光ファイバ表面を傷つけてしまい、傷が経時的に成長して断線する場合があるため、工具を清掃して使用する必要がある(正しい)。

② 光ファイバ心線の接続作業時において、光ファイバの切断にニッパを用いると光ファイバの切断不良が原因で光ファイバが断線する場合があるため、切断面を球面状に成形して光ファイバのコアどうしを精度良く接触できる光ファイバカッタを使用する必要がある。
・切断面を球面状に成形して光ファイバのコアどうしを精度良く接触できるのは、融着機(融着接続機)である。

③ 端面が汚れた光コネクタを接続すると、光信号が汚れにさえぎられ、伝送特性が劣化する場合があるため、光コネクタの端面を光コネクタクリーナなどを用いて清掃する必要がある(正しい)。

④ 熱収縮スリーブを用いて融着接続部を補強・固定するとき、光ファイバにねじれが加わったまま固定すると、応力が徐々に加わり、破断に至る場合があるため、熱収縮スリーブを加熱する前にねじれがないことを確認する必要がある(正しい)。
・熱収縮スリーブとは、加熱により、径方向に収縮するチューブをいう。

線路設備H23-2Q3(1)

[線路設備の劣化の要因とその対策について]
 線路設備の長期信頼性を確保するためには、初期における機械的強度だけでなく、経年劣化を考慮した材料選定を行う必要がある。特に、屋外環境で使用される部材では、使用環境に応じた材料選定を行うことが重要である。
 屋外環境において、プラスチック材料は、紫外線に長期間さらされると、分子鎖の切断により強度劣化が生じ、割れやすくなる。これを防ぐため、屋外で使用するケーブル外被材料などには、紫外線領域の光を吸収するカーボンブラックなどの材料が含有されている。
 金属材料は、水と酸素に長期間さらされると、一般に、酸化還元反応により腐食が進行する。金属材料は、イオン化傾向が高いほど腐食しやすく、また、金属材料の腐食の進行は、どの程度安定で緻密な酸化物の皮膜が表面上に形成されて水と酸素を遮断することができるかにも影響される。
 架空線路設備の吊線などに使用される鋼材は、鉄を主成分としているため、その防食対策として、亜鉛をめっきして緻密な腐食生成物の皮膜を形成し、腐食速度を遅らせる方法が広く用いられている。

・亜鉛は、比較的、イオン化傾向が低いのかな?多分。

2012年9月18日火曜日

線路設備H20-2Q2(1)

[通信ケーブルの保守の概要]
 架空線路において、捻回、張力不均衡、日射などによる温度変化、風による振動などが要因となり、心線コアが接続端子函内へ突き出ることにより、通信に支障をきたすことがある。この有効な対策としては、心線コアを混和物などによる固定する方法がある。
 架空線路の外被損傷には、強風地域のダンシングにより生ずるリングカット現象、炎天下での外被温度上昇時における作業により生ずるものなどがある。また、生物による外被損傷には、リス・ネズミ・蟻などが外被をかじることにより生ずるもの、クマゼミの産卵管により生ずるもの、キツツキ類により生ずるものなどがある。生物による外被損傷の有効な対策には、ステンレス材を用いてケーブルを保護する方法などがある。

線路設備H20-2Q5(2)(ⅲ)

[光ファイバの分散特性について]
A 偏波モード分散とは、光ファイバ中の光の伝搬速度が偏波モードによって異なるために生ずる分散であり、シングルモード光ファイバで、偏波モード分散は生じない

・偏波モード分散(Polarization Mode Dispersion : PMD)は光ファイバー中を伝搬する光の直交する2つの偏波モード間に群遅延差が生じることである。この群遅延差は光ファイバーのコアの僅かな歪みや外部からの応力(環境的な温度変化や機械的な振動)などで生じるランダムな複屈折が原因(引用元:http://optipedia.info/fiberlaser/fiber/parameters/pmd/)。

経路が同一でも偏波面が異なる。


B 材料分散は、光の波長によって光ファイバ材料の屈折率が変化するために生ずる。一方、構造分散の値は、コア径や屈折率分布などによって決まる(正しい)。

C マルチモード光ファイバにおけるモード分散は、一般に、材料分散や構造分散よりも大きい小さい
・モード分散が支配的である。

線路設備H20-2Q5(2)(ⅱ)

[光ファイバの光損失の要因について]
① 吸収損失とは、光ファイバ中を伝わる光が外に漏れることなしに光ファイバ材料自身によって吸収され、熱に変換されることによる損失である(正しい)。

・吸収損失には、ガラス固有による吸収損失と、不純物による吸収損失がある。
 ・ガラス固有の吸収損失には、光ファイバ材料によって光が吸収され熱に変換されることによる損失をいい、0.1μmに損失ピークを有する紫外吸収と、10μmに損失ピークを有する赤外吸収がある。
 ・不純物による吸収損失とは、光ファイバ中のOH基によって、光が吸収され、熱に変換されることによる損失をいう。

② レイリー散乱不純物による吸収損失とは、光ファイバ中のOH基によって光が散乱する吸収されて熱に変換されるために生ずる損失であり、光損失の大部分を占める。

③ 構造不均一性による散乱損失とは、光ファイバのコアとクラッドの境界面の凹凸によって光が乱反射されることにより生ずる損失である(正しい)。

④ 光ファイバの曲がりによる放射損失とは、光ファイバが小さな曲率半径で曲げられると、コアとクラッドの境界面と光の伝搬方向との角度が変化して光ファイバ外に光が放射されることにより生ずる損失である(正しい)。

2012年9月17日月曜日

ユーロドルの戦略

 QE3に対する思惑などから、ユーロドルは大きく上昇した。QE3の影響がどこまで続くかに注視したい。いまの価格で小さくショートしたい気持ちはある。しかし、こういう状況でポジションをとってうまく行った試しがないので、今週は基本的に、様子見とする。

 短期的には行き過ぎの調整で下落しそうな気がするが、それを狙うのは私のスタイルではない。価格下落のサインとされている高値圏での乱高下が始まったら、ショートポジションの構築を考えようと思う。

線路設備H20-2Q2(2)(ⅰ)

[ライニング工法など]
① 管内面ライニング工法は、非開削工法に適用され、錆腐食により劣化した金属管路の内部を清掃した後、管路内面に薄い樹脂膜を形成して錆腐食の進行を防ぐ方法である(正しい)。

② 負圧回転式ライニング工法は、管路内の空気を吸引・減圧することで空気の流れをつくり、これを利用して管路内に、ポリエチレン系エポキシ樹脂を薄膜でライニングする方法である。

③ 補修用半割管工法は、腐食により劣化した管路部分を探査し、路面を開削することにより、腐食劣化部分を切断して撤去し、撤去部分に、「管内面を防錆樹脂でコーティングした半割管」を取り付けるする方法である。

④ 超薄膜管内面ライニング工法は、電食などにより孔の空いた金属管路の内部を清掃した後、ローラーパテにより孔の空いた部分にウレタンエポキシ樹脂を充填させ、孔を修復する方法である。
・ローラーで孔に樹脂を充填させるのは無理がある
・ウレタン樹脂は、吸水性が高いので、電食が進行してしまうので不適
・ウレタン樹脂は、加水分解するので、水回りでの使用は不適
・パテとは、ペースト状の充填剤をいう。

線路設備H20-2Q2(2)(ⅳ)

[地中探査レーダ法など]
① 地中探査レーダ法は、地中に向けて電磁波パルスを放射すると、電磁波は地中を伝搬し、埋設物などで反射されるが、この反射された電磁波を受信アンテナで捕らえて、送信波と受信波の時間差を測定することにより、埋設位置を探索する方法である(正しい)。

② 地中探査レーダ装置は、電磁波が電気的特性の異なる物質の境界面で反射することから、金属のほか、非金属の埋設管を探索することも可能である(正しい)。

③ 地中探査レーダ装置には、表示部、画像変換部、制御部、アンテナ部などを一体化して小型軽量化し、探査で得られたデータを入力して画像解析することで土中の埋設管などの位置を立体的に表示することが可能なものがある(正しい)。

④地中探査レーダ法では、地盤を掘削しなくても埋設管位置の探査が可能であり、金属など比誘電率の小さな大きな埋設物があった場合には異なった反射波形となることから、埋設物の区別は、容易に判断が可能である。
・金属は、比較的、比誘電率が大きい。
・比誘電率とは、媒質の誘電率εと真空の誘電率ε0の比 ε / ε0 = εrのことである。つまり、誘電率εを、真空の誘電率ε0で正規化したものである。

2012年9月13日木曜日

線路設備H22-1Q2(1)

[光海底ケーブルの特性など]
 光海底ケーブルは、ケーブル敷設や修理回収に伴う曲げ、張力などの外力に加え、水深8,000[m]の深海に相当する約80[MPa]の水圧において、安定した特性を持つ仕様となっている。
 また、光海底中継器を必要とする長距離光海底ケーブルシステムでは、光海底ケーブルは光海底中継器への給電路としての役割も担っているため、電気抵抗を低く抑え、海中では海水との間で十分な絶縁をとる構造となっている。
 さらに、光海底ケーブルは、水深、海底地質などの使用環境を考慮し、ケーブル保護構造に幾つかの種類がある。
 陸揚局近傍の浅海部では、漁労、錨などにより、光海底ケーブルが最も損傷を受けやすいことから、一般に、二重外装ケーブルが使用されている。さらに、最大水深1,500[m]程度までは、同様の理由により損傷を受けるおそれがあるため、一重外装ケーブルが使用されている。

2012年9月12日水曜日

線路設備H24-1Q2(2)(ⅱ)

[マンホール鉄蓋の劣化診断、管路の補修など]
① マンホール鉄蓋の劣化診断には、マンホール鉄蓋劣化診断器を用いて鉄蓋をハンマーで打撃したときの振動特性から鉄蓋の亀裂状況を検知し、鉄蓋の残存寿命を推定する方法がある(正しい)。

② マンホールの蓋鳴り防止には、マンホールの鉄蓋と受枠の隙間部に発泡した軟質ウレタンを充填し、鉄蓋の移動や回転を抑制して蓋鳴りを防止する方法がある(正しい)。

③ 硬質ビニル管の扁平を矯正する技術として、硬質ビニル管の扁平部を管路内から加熱軟化させた後、マンドレルを管路内にけん引して通過させること油圧により機械的に矯正する方法がある。
・マンドレル通過試験:マンドレルを管路内に通過させることにより、ケーブル布設に必要な直径や曲率半径を有しているかを調べる試験方法。

④ 負圧回転式ライニングは、管路内の空気を吸引・減圧することで空気の流れをつくり、これを利用して管路の内面に、樹脂を薄膜でライニングする技術である(正しい)。

線路設備H24-1Q2(2)(ⅰ)、H20-2Q2(ⅱ)

[管路の清掃、点検など]
A 管路内に土砂などによる詰まりがある場合、高水圧ホース先端にノズルを取り付け、高圧のジェット水流で管路内の土砂などを除去し、管路内を洗浄する方法がある(正しい)。

B 管路への通線が何らかの理由で困難な場合、パイプカメラを管路内に挿入してモニタすることにより、不良箇所を調査・点検する方法がある(正しい)。

C 管路がケーブル布設に支障とならない曲率半径を維持しているか、また、所要の直径を有しているかを確認する場合、通線ひもマンドレルを管路内に通して点検する方法がある。
・マンドレル
 
 この試験片(マンドレル)が管路をスムースに通過するかどうかによって、管断面の状態などを評価する。
・これはマンドリル


2012年9月11日火曜日

線路設備H21-2Q1(1)

[光ファイバ通信システム]
 光ファイバ通信システムは、一般に、光ファイバケーブル、送信部、受信部などから構成される。長距離・大容量伝送では、損失及び帯域特性が優れているシングルモード光ファイバが使用され、通信サービスに使用される信号光の波長は、1.55μm帯など、いわゆる長波長帯が用いられる。
 送信部には、LDやLEDが用いられており、電気信号を光信号に変換する機能を有している。LDはLEDと比較して、応答速度が速いため、高速伝送に適している。さらに、LDはLEDと比較して、発光スペクトル幅が狭いため、広帯域の伝送も可能である。また、LDはLEDと異なり、発光原理として誘導放出を利用している。
 受信部には、PDやAPDが用いられており、光ファイバを通して送られてきた光信号を再び電気信号に変換する機能を有している。APDはなだれ増倍現象を利用しているため、PDと比較して受光感度などが優れている。一方、PDはAPDと比較して、動作電圧が低いことなどの有利な点もあるため、光ファイバ通信システムの要求条件に応じて、それぞれ使い分けられている。

2012年9月9日日曜日

線路設備H21-2Q3(2)(ⅱ)

[ケーブルの架渉方法など]
① つり線には、亜鉛めっき鋼線を撚り合わせた亜鉛めっき鋼撚り線などが用いられ、架渉スパン長、ケーブル重量などに応じた設計荷重の線種が選択される(正しい)。

② 丸型ケーブルをつり線に吊架するためには、ケーブルリングが用いられ、傾斜地などで移動防止対策が必要な場合は、巻付けグリップが使用併用される。
・丸型ケーブルの架渉方法としては、ケーブルリング方式と、ラッシングワイヤ(巻付けグリップ)方式があり、いずれかの方式が用いられる。



③ SSケーブルは、支持線とケーブルが一体となっており、作業性に優れているが、強風にさらされる所に架渉された場合、丸形ケーブルと比較して、一般に、ダンシングが発生しやすい(正しい)。
・SSケーブルは、その断面がひょうたん形であるため、風の影響を受けやすいデメリットあり。

④ 一束化とは、電柱間にケーブルを布設する際に複数のケーブルを束にすることであり、一束化する方法としては、吊架用線とスパイラル状のハンガを先に設置し、電線類を後から架渉する方法などがある(正しい)。

2012年9月8日土曜日

H21-2Q2(1)

[光海底ケーブルシステム]

 陸揚局から第1光海底中継器までの間(第1中継区間)が浅海部である場合におけるケーブル修理は、深海部とは修理工法が異なる。第1中継区間は、システムによっても異なるが、修理マージンを考慮して標準中継区間長より短くすることが多い。このため、ケーブル修理を行う場合、一般に、光海底中継器を増やさなくても、光海底ケーブルを割り入れることが可能である。
 また、浅海部でのケーブル修理などで、ケーブル保守船が海岸に接近できる水深の限度は、船の喫水によって決まり、一般に、水深10-20[m]である。
 一方、第1中継区間以降の深海部でのケーブル修理において、故障点を除去して修理用ケーブルを割り入れる場合、割り入れ長は、一般に、水深の2.0-2.5倍を必要とする。

 ケーブル保守船による故障修理には、故障発生後における陸揚局からの故障点位置測定が重要であり、C-OTDR測定などの光学測定、システムの電気抵抗を測定する電気測定、光海底中継器監視制御装置による監視データなどが利用される。

・C-OTDR:Cはコヒーレント。

9/10-9/14ユーロドルトレード戦略

 来週もユーロドルの上昇は続くと考え、様子見とする。


 9/7(fri)に発表されたNFP(Non Farm Payroll)の悪化により、水平線(赤色)1.27543を明確に上抜け、ユーロドルは高値1.28188、終値1.28170。
 次の抵抗線は1.28259(以前の高値)。200MAは1.28418
ショートポジションを構築する場合、ストップは1.28500以上とする。

 


 ・月足では、下降チャネルの上限まで上昇。すでに下降チャネルからはみ出ている?月足から判断すると、逆張りでショートという考えもある。しかし、順張りを基本としているため、まだショートするには早すぎる。

 
 ・週足では、レジスタンスラインを上抜け。週足から判断すると、まだショートはできない。
 ・日足において、抵抗線は1.28259(丸で囲んだ部分)。200MAは1.28418。赤線の上昇チャネルから、白線の上昇チャネルに変化していくか?日足でも、やはりショートできない。
 まずは、白線の上昇チャネルが継続していくかに注視したい。

2012年9月7日金曜日

H21-2Q2(2)(ⅲ)

[管路、橋梁添架の補修技術]
① 管路内の土砂詰まりにより残置されているケーブルを撤去する場合は、一般に、管路内を高圧水で洗浄しながら土砂を押し出吸引し、ケーブルを撤去する。
・端部の開口部分まで押し出すのは大変。よって吸引する方が楽。

② 橋台際補修用半割管工法は、腐食している区間の管路を切断・撤去し、橋台部にアンカーボルトで橋台際補修管を取り付けることにより、橋台の破砕を不要にした補修技術である(正しい)。

③ 橋梁添架補修用半割管工法は、腐食により劣化した橋梁添架ケーブル収容管を切断・撤去し、半割管を取り付けて補修する方法である(正しい)。

④ パイプカメラによる精密点検は、管路内面の破損、腐食、穴あきなどの異常を把握することができ、管路の補修方法の選定に活用される(正しい)。
・パイプカメラ


2012年9月6日木曜日

線路設備H21-2Q2(2)(ⅰ)

[管路の補修工法]
① 管内面ライニング工法は、錆腐食により劣化した金属管路の内面にエポキシ樹脂金属薄膜を形成し、補修する方法である。
・ライニングとは、用途に適した材料を貼り付けることをいう。エポキシ樹脂は、安全無害であるため、水道管などの管内面をサンドクリーニングした後、管内面にライニングされる。


② 超薄膜ライニング工法負圧回転式ライニング工法は、管路内の空気を吸引・減圧することで空気の流れを作り、その流れを利用して0.3[mm]程度のライニング膜を形成し、補修する方法である。
・ライニング膜=エポキシ樹脂の膜

③ ビニル管扁平矯正工法は、硬質ビニル管の扁平部を管路内から加熱軟化させるとともに、油圧を利用して機械的に矯正・補強する方法である(正しい)。
硬質ビニル管の扁平部を加熱軟化させた上で、油圧により扁平部を矯正・補強する

④ 負圧回転式ライニング工法超薄膜ライニング工法は、スポンジ付きピグを用いることにより、0.2[mm]程度のエポキシ樹脂薄膜を形成し、補修する方法である。
・ピグ:砲弾状の形状を有し、これを管内で進ませる。

線路設備H21-2Q2(2)(ⅱ)

[マンホールの補修工法など]
① 鉄蓋劣化診断工法は、鉄蓋をハンマーで打撃したときの振動の状態や、音の濁り(反響)によりに超音波をあて、その反射特性から鉄蓋の亀裂量を検知し、残存寿命を推定する方法である。
・電車やバスの車輪を、ハンマーで叩いて検査しているのと同じ原理だと思います。


② 蓋鳴り防止工法は、鉄蓋と受枠の間隙部に発泡した軟質硬質ポリウレタンを充てんし、鉄蓋の移動や回転を抑制することにより、蓋鳴りを防止する方法である。
・スポンジのようなやわらかいもの(軟質)を充てんするイメージ。硬いと鉄蓋を固定できない。
・軟質ポリウレタン


③ V字カット工法は、欠損部・亀裂箇所をV字形に削り取り、無収縮急結セメントを充てんし、エポキシ樹脂の塗布により欠損部・亀裂箇所の止水を行う方法である(正しい)。

④ レジンブロックマンホールの補修工法は、ポリウレタンエポキシ系樹脂接着剤を媒介として、鋼板でひび割れ部を補強する鉄板圧着方式が標準であるが、マンホールの金物などの腐食が激しい場所では、鋼板に代えてレジン板で補強する方式が適用されている。

2012年9月5日水曜日

線路設備H21-1Q5(2)(ⅱ)、H20-2Q2(2)(ⅲ)

[電磁誘導法などについて]
① 弾性波法は、地表からSH波を地中に向けて発信し、埋設物などの音響インピーダンスの変化点で反射してきた波を地上の複数の受信器で測定し、地層境界の位置を探索する方法である(正しい)。

② 電磁誘導法電磁波法は、電磁波法電磁誘導法と比較して、一般に、電磁ノイズの影響が少なく、土質による探査精度への影響が大きい。
・電磁誘導法は、コンクリートの湿潤状態や品質等による影響を受けない(磁界を検知する原理なので)。
・電磁波法は、反対に影響を受ける(コンクリートの湿潤状態や品質等により、鋼材、空洞などの表面以外のところで、電磁波が反射することがあるため)。

③ 電磁誘導法は、外磁コイルに交流電流を流すと発生する磁界が地下ケーブルや金属管路などに誘導し、それにより発生する磁界を検出して、埋設位置を探索する方法であり、テンションメンバが金属であれば、光ファイバケーブルの埋設位置を探索することも可能である(正しい)。

④ 電磁誘導法は、金属管などに誘導磁界を発生させ、その磁界を探知する原理を利用していることから空洞の位置を探索することはできない(正しい)。
・電磁波法なら、空洞の位置も探索できる。

電磁波法:「コンクリート表面で電磁波をアンテナからコンクリート内部に向けて放射すると、電磁波はコンクリートを電気的性質の異なる物質、たとえば鉄筋などの鋼材、空洞などの表面で反射され再びコンクリート表面に反射波として受信する。この電磁波を送信してから受信するまでの時間に着目した手法である。」(http://www.kokusai-se.co.jp/technology/technology06.htmlから引用)

電磁誘導法:電磁誘導により、コンクリート内部に存在する金属に電流が流れる。すると、金属から磁界が発生(右ねじの法則など)するので、その磁界(の強度)を検知することで、金属の位置がわかる。

2012年9月4日火曜日

線路設備H21-1Q5(2)(ⅳ)

[橋梁添架管路の補修など]
橋梁とは、橋のことをいう。
・橋梁添架管路



A 橋梁添架補修用半割管工法は、腐食により劣化している橋梁添架ケーブル収容管を切断・撤去した後、半割管を取り付けて補修する方法である(正しい)。

B 橋台際補修用半割管工法は、腐食している区間の管路を切断・撤去し、橋台部にアンカーボルトで半割管を取り付けて補修する方法である(正しい)。
・アンカーボルトとは、コンクリートに埋め込んで使用するボルトをいう。
・橋台


C 橋梁添架管路が腐食しやすい箇所では、一般に、軽量で耐食性を持つ硬質ビニル管ダクタイル鋳鉄管に交換する。
・ダクタイル鋳鉄管:水道管や下水管などに用いられる。重い。
・硬質(塩化)ビニル管:軽量で耐食性を持つ

2012年9月3日月曜日

線路設備H21-1Q5(2)(ⅰ)

[マンホールの設備不良やその対策など]
① マンホールの不良には、鉄蓋の磨耗・ガタツキ、鉄蓋周辺舗装や縁コンクリートの破損による首部のひび割れ・ズレ、躯体のひび割れ・漏水、ダクト部分の不良などがある(正しい)。

② 鉄蓋周辺の地盤沈下や道路改修工事などで、鉄蓋と路面にレベル差が生じ交通の支障となる場合は、主に、鉄蓋を表層で覆う鉄蓋周辺の路面を修正する方法によりレベル調整を行う。

③ 鉄蓋の首部や躯体の不良は、通信設備としての信頼性に重大な影響を与えるおそれがあるが、一般に、近接している他の道路占用物には影響を与えることがあるはない

④ 鉄蓋は、受枠よりも上にあるとガタツキ、騒音が生じ、さらに車両通過時の衝撃荷重が重なると鉄蓋の飛び上がりや鉄蓋が損傷するおそれがあるため、受枠と同じ位置によりも低く設置する。
・鉄蓋と受枠の間に段差があると、ガタツキ等が生じる。よって、鉄蓋と受枠の段差をなくす必要がある。

線路設備H21-1Q5(2)(ⅲ)

[マンホールの補修方法について]
A レジンブロックマンホールの亀裂補修は、エポキシ系樹脂接着剤を用いて、鋼板でひび割れ部を補強する方法で行う。マンホールの金物などの腐食が著しい場所では、鋼板に代わりレジン板で補強する方法が適用される(正しい)。
・レジンブロックマンホールとは、レジンコンクリート製のマンホールをいう。
・レジンコンクリートはセメントや水を一切使わず、熱硬化性樹脂(レジン)を結合材として、砂利・砂・炭酸カルシュウムを強固に固めたコンクリートで、セメントコンクリートの数倍の強度が有る。
・ひび割れ部は鋼板(レジン板よりも丈夫)で補強。
・腐食部分は、レジン板で補強(腐食し易い金属板で補強すると、その金属板も腐食してしまう。だから、樹脂であるレジン板で補強するんだと思う)。

B マンホールの亀裂補修は、V字形カット工法を用いて行う亀裂箇所にセメントと高炉水砕スラッグを混ぜ合わせたAEコンクリートを打設する方法で行われる誤り)。

C V字形カット工法は、欠損部、亀裂箇所などをV字形に削り、無収縮急結セメントを充填し、エポキシ系樹脂を塗布して止水する方法である(正しい)。
・結性セメントとは、セメントに水を加えてから1時間以内に凝結作用をするセメントをいう。
・エポキシ系樹脂は、表面仕上り材として用いられる。

2012年9月2日日曜日

線路設備H21-1Q3(2)(ⅲ)

[海底ケーブルの種類]
① 陸揚局近傍の浅海部では、漁労、錨などによりケーブルが損傷を受けやすいため、外装ケーブルを適用しており、一般に、水深1,500[m]以上ではフィッシュバイト対策ケーブル又は無外装ケーブルを適用している(正しい)。

② 埋設が必要な区間では埋設用無外装ケーブルが用いられ、海底にケーブルを埋めることから水深に関係なく一様に適用される。埋設用無外装ケーブルは、水深に応じて外被ポリエチレンを厚くする。また外装ケーブルも用いられる。

③ 溶岩質の海底地質の悪い場所や強い海流の観測されている海域にケーブルを敷設する場合には、ケーブルの回転トルクを低く抑える必要があるため、抗張力鋼線を二層にし、一層と二層目の巻き方向を逆にして低トルク性と高い抗張力特性を持つフィッシュバイト対策ケーブルが用いられる。
・海底地質の悪い場所では、金属シールド構造のフィッシュバイト対策ケーブルが用いられる。

④ 海底ケーブルが鮫に噛まれることにより絶縁障害が発生したことを受けて開発されたフィッシュバイト対策ケーブルは、鮫の活動水深に用いるものであり、陸上で用いることもあるはできない
・フィッシュバイト対策ケーブルは、開発目的とは異なる目的でも用いられる。

フィッシュバイト対策ケーブルは、鮫に咬まれることによるケーブルの絶縁故障が頻発し.たことから開発されたものであり、無外装ケーブルに金属テープを巻き、さらにポリエチレンのジャケットで補強した構造である。

線路設備H21-1Q3(2)(ⅱ)

[水中トレンチなど]トレンチ=溝
① 波浪の影響を受ける水際から水深50[m]程度までの海底珊瑚礁地帯又は岩礁地帯に海底ケーブルを敷設する場合には、水中トレンチを掘削し、その中にケーブルを収容したり、また、水中トレンチが掘削できない部分には保護管を取り付ける方法が用いられている(正しい)。

② 水中トレンチの溝の深さは、その海域での漁労や船舶の投錨などの外的障害要因を考慮して、一般に、1-1.55-7[m]程度を必要とする。
・深く掘りすぎても高コストとなってしまう。

③ 水中トレンチは、珊瑚礁又は岩礁を形成する天然の溝を利用して、ダイバーによる水中掘削を極力少なくするよう計画することが経済的である。

④ ケーブル保護管は、鋳鉄管でできており、半割れの構造でケーブルの上からかぶせてボルトで締め付けて固定される。
・鋳鉄管とは、鋳型で製造される鉄製の管をいう。

線路設備H21-1Q3(2)(ⅰ)

[海底ケーブルの保全作業]
A 敷設済みの海底ケーブルに対する予防保全作業としては、沿岸部におけるダイバーによる目視確認のみである(誤り)。
・ROV(遠隔操作される水中ロボット)を用いて確認を行うこともある。深度の深いところでは、ROVが活躍するんだろうと想像している。

B ROVによるケーブル保護活動としては、主にケーブルの敷設状況の調査、埋設深度測定、ケーブルに掛かった漁具などの障害物の撤去などがある(正しい)。
・ROVは、カッターやグリッパーを有する。

C ROVによるケーブル保全作業としては、海中でのケーブルの探査、引揚支援、埋設作業モールド補修や外装鉄線補修を実施することがある(誤り)。
・海中の、しかも高深度での補修は、非常に難しい。よって、ケーブルを船に揚げてから修理すると考えるのが自然だと思う。

ユーロドル20120902

[order]IFDONE
 EUR/USD WEEK 1.24448×0.1
       STOP GTC  1.26581(-21.33ドル)
   損失比率0.83% < 2%

線路設備H21-1Q2(2)(ⅳ)

[架空ケーブルの外被損傷及び吊り線の腐食について]
① 架空ケーブルの外被損傷には、強風地域のケーブルダンシングによる外被亀裂(リングカット)や、高温環境下での張線器使用による外被破断などがある(正しい)。
・張線器



② 架空ケーブルの外被損傷には、げっ歯類や昆虫類によるかじり及び鳥害などがある。昆虫類による被害としては、クマゼミコウモリガの幼虫によるかじり、コウモリガクマゼミの成虫の産卵管による損傷などがある。
・クマゼミの成虫
・コウモリガの幼虫


③ 架空ケーブルの吊り橋は、強風でケーブルが揺られると、吊架部で繰り返し曲げられ金属疲労し、破断することがある(正しい)。
・吊架とは、電線などを、上から吊り下げるようにして 架けることをいう。

④ 高耐食鋼より線は、亜鉛-アルミニウム合金をめっきした鋼線をよりあわせたものであるが、塩害環境の厳しいところでは赤錆などが発生して腐食するおそれがあるため、劣化限度見本などによる不良判定指標を用いた管理が有効である(正しい)。

線路設備H21-1Q2(2)(ⅲ)

[鋼管柱の腐食対策]
A 鋼管柱は、湿った土壌中では腐食しやすく、特に、臨海低湿地、元水田、側溝周辺などでは腐食が激しくなる(正しい)。

B 腐食対策には、腐食が激しい環境で使用している鋼管柱を腐食地用鋼管継柱(AE柱、UC柱)へ更改する方法がある(正しい)。
・どんな更改方法があるんだろうか?

C 張り紙防止シートや番号札の裏側の腐食に対しては、腐食成分を含まない酢酸ビニルニトリルゴム系接着剤を使用し、腐食対策を行う。
・腐食成分を含まない材料=ニトリルゴム系接着剤の他、ポリウレタン系塗料がある。

線路設備H21-1Q2(2)(ⅰ)

[コンクリート柱のひび割れ原因]
① コンクリート柱の斜めのひび割れの原因は、コンクリート柱がねじれによるせん断力を受けたときや車両の接触などにより大きな力を受けたときに生じ、斜めのひび割れが発生すると、強度低下のおそれが高く、早急なコンクリート柱の取替えが必要である。

②コンクリート柱の斜め細かい亀甲状のひび割れの原因は、コンクリートの乾燥収縮により生ずることが多く、斜め細かい亀甲状のひび割れが発生しても強度低下のおそれは少ない。

③コンクリート柱の横のひび割れの原因は、支線の設計強度不足などでコンクリート柱に不平衡の過大な荷重を与えたケースで生ずることが多い。

④コンクリート柱の細かい亀甲状のひび割れの原因は、コンクリート柱の鉄筋が腐食の進行により体積膨張することで生じ、これによりコンクリートが浮き上がり剥離することがある。

線路設備H21-1Q2(1)

[放送波などによる通信回線及び通信機器への影響とその対策]

 通信回線や通信機器の近傍に、出力の大きい中波放送設備などがあると、放送波が直接通信機器へ侵入することや、架空ケーブル、引込線、屋内線がアンテナとなって通信線へ電流が流れ通信機器へ侵入することがある。
 通信機器へ直接侵入する電波や、通信線から通信機器へ侵入する電流が大きい場合には、雑音が生じたり、画像の乱れ、通信機器の誤作動や故障が発生することがあり、これらの原因となる電波、電流などをノイズという。ノイズの原因は放送波のほかに、インバータ制御を用いた家庭電器製品、携帯電話や無線LANなどがある。
 ノイズ対策には、中波放送などの通信機器への侵入に対して、ノイズの発生源、周波数及び侵入経路を特定し、簡便な方法としてコンデンサを挿入して誘導成分を大地に逃がす方法があり、ISDN回線やADSL回線に対しては、フィルタを挿入する方法がある。

・インバータとは、直流を交流に変換する回路をいう。

9/3-9/7のトレード戦略

 ドル円、ユーロ円は横這い。来週は引き続き、ユーロドルのみをトレードする。

[ユーロドル]
 長期的には下降トレンドであるが、短期的には上昇トレンドである。
 そこで、上昇トレンドはどこで終焉するかが問題となる。以下、検討する。
 月足では、三尊(ヘッドアンドショルダー)の完成を示唆している。年内には完成しそうな雰囲気である。
 週足では、価格がレジスタンスライン及びボリンジャーバンドの移動平均線まで上昇した。よって、来週から下方向の動きが出てくるのではと思っている。
 今週の週足の安値は1.24657であり、高値は1.26381である。 また、直近高値は1.27543。この値はレジスタンスラインの外側に位置している。
 このため、週足からは、1.24657を下抜けたらショート。ストップは1.27543より上。そこまでリスクをとりたくないときは、ストップを1.26381より上とする。
 日足では、短期上昇トレンドを示唆。サポートラインを下抜けたら追加ショートしたい。
[仕掛け]
 (1)1.24448でショートし、ストップは1.26581。値幅は200ポイント(0.02133)以上あるため、小さなポジションで挑みたい。
 (2)日足サポートラインを下抜けたら追加ショートする。ストップはそのときの様子で決めること。
[オーダー]
 IFdone 1.24448 × 0.1 stop 1.26581

2012年9月1日土曜日

通信設備H21-1Q2(2)(ⅱ)

[コンクリート柱の劣化など]
A コンクリート柱の凍害による劣化は、コンクリートの水分が気温の変化により凍結と融解を繰り返されることが原因となってコンクリートが緩むために発生する(正しい)。

B 海岸直近に建てられているコンクリート柱では、海から運ばれた塩分が表面に付着し、内部に浸透して鉄筋の腐食を進行させる。これにより、錆びた鉄筋が膨張してコンクリートにひびが入る要因となる(正しい)。

Cコンクリート柱の製造は、通しの鉄筋に圧縮緊張力を与え、生コンを注入して高速回転による遠心力でコンクリートで締め固める。これにより、ひびが入りにくく耐久性の高いコンクリート柱になる。
・鉄筋をひっぱることで緊張力を与える。これにより、鉄筋は長手方向に縮もうとする。よって、完成後のコンクリート柱は、鉄筋により長手方向に圧縮されるため、強い柱になる。
コンクリート柱の製造方法

8月総括

 私のスタイルはスイングトレードである。
 なのに今日はスケベ心でデイトレードを行ってしまった。儲けようという心でトレードするのは良くない。負けないようにトレードするという気持ちで行うのが一番いい精神状態であると思っている。

 [今月]
 スキルアップ日(勉強等):18日間
 ぐーたら日(テレビ):13日間

 ぐーたら日が多い。日常生活でもぐーたら日がこんなにあるんだもん。FXでも度々、ルールを破ってしまうのも当然かも。必死のパッチ(書籍「出稼げば大富豪」オススメです!)で規律を身に付けなければ。

 8月は殆どトレードをしなかった。9月からは本格的にトレードを開始する。並行して勉強もしよう。

2012年8月31日金曜日

線路設備H21-1Q1(2)(ⅲ)

[光ファイバについて]
A モードフィールド径とは、シングルモード光ファイバの径方向の光強度分布がガウス型で近似できるとき、光強度が最大値に対して1/e^2になる直径をいう(正しい)。

B 光ファイバの光損失には、吸収損失、レイリー散乱損失放射損失などの光ファイバ固有の損失と、レイリー散乱損失放射損失、接続損失などの光ファイバを通信システムに組み入れたときに付加される損失に大別される。
・曲げによる放射損失(以下の画像参照)
C シングルモード光ファイバでは、モード分散がなく材料分散と構造分散が伝送帯域を制限する主要因となり、一般に、材料分散より構造分散構造分散より材料分散の方が大きい。
・大きい順:もう在庫(モード分散、材料分散、構造分散)がないよで覚える。